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無「やっぱり好きだな………」


『へっ……!?』





む、無一郎くん

いつの間に、そんな積極的になったの!?





無「あ、声に出てた?」


『う、うん。。びっくりするぐらい、はっきり

と声に出てました…』


無「まぁ、本当の事だから良いんだけど」







私、こんなに無一郎くんに

想われていたんだ。




ズキッ





痛い。



何か、胸の辺りが痛い。






ズキズキッ……






『ねぇ、無一郎くん』


無「何?」


『何か、胸の辺りが痛いんだけど……

どうしてか、分かる?』


無「え」







無一郎くんは、少し考えた後

私の目をしっかりと見て言った。




無「僕の事、気にしてるんじゃない?」


『………え?無一郎くんの事?』


無「うん。僕は告白したのに、君はその僕の

気持ちを受け取れなかった罪悪感みたいな物が

あるんじゃない?」









「罪悪感」………か。






ズキッ





まだ痛む。




確かに、そうかもしれない。






でも私


最近、無一郎くんの事ばっかり


考えてるような気がするの。





無一郎くんの事考えると


何だか嬉しい気持ちが涌き出てくる。




でも、それと同時に

今と同じような痛みも感じる。





これが「恋」という物ならば


















こんなに辛い気持ちを



無一郎くんはいつも抱いているのだろう。









私に「恋」という気持ちを


抱いているのだから。







ズキッ





痛い。






もっと無一郎くんに近づく事が出来たら、


この気持ちは少し、緩和するかもしれない。






もっと、無一郎くんに触れたい。








どんどんどんどん



私はそんな無一郎くんに対しての

「欲」が止まらなくなってしまった。







『無一郎くん………』


無「ん?どうした?」


『……………ありがとう』


無「………う、ん?」







突然の私の感謝の言葉に、

無一郎くんは少し、戸惑ったような

素振りを見せた。








無一郎くん。




貴方の事、どう自分が想っているか







分かるまで






後少しだけ、待っていて。

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設定タグ:鬼滅の刃 , 甘露寺蜜璃 , 時透無一郎   
作品ジャンル:恋愛
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真緒 - とても面白くて続きが楽しみです!頑張って下さい!! (2022年5月2日 23時) (レス) @page6 id: d533a9e97d (このIDを非表示/違反報告)
智焚氣 - 更新楽しみにしてます! (2021年10月24日 13時) (レス) @page29 id: c4dfd681b0 (このIDを非表示/違反報告)
僕バナなぁ(プロフ) - 更新待ってます! (2020年6月28日 15時) (レス) id: e9a1e390fd (このIDを非表示/違反報告)
KANON(プロフ) - こゆきさん» ありがとうございます!! (2020年1月30日 18時) (レス) id: ed2b24d1e9 (このIDを非表示/違反報告)
こゆき - とても面白いです!続き待ってます! 頑張ってください!( ≧∀≦)ノ (2020年1月30日 15時) (レス) id: 48661705e7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:KANON | 作成日時:2019年12月3日 18時

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