最強から好きって言われた。２【五条悟】

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五条side
――――――







_______高校生になり、Aと出会った。









Aの顔を見た瞬間、

何故か懐かしい感じがして、一瞬で彼女のことを思い出した。









(あぁ……Aだ…っ)









僕は前世でAを愛し、亡くし、縛りを作り…









…もう、呪霊など存在しない世の中に、

生まれ変わった。









'' 来世でAと出会った時は、必ず結ばれる ''

'' 20歳の誕生日に前世を思い出す ''









これは、2人で誓いあって結んだ縛り。









本当はもう1つ。









縛りはお互いの同意がなければ駄目だったけど、

僕は呪いをかけた。



自分自身と、Aに。









僕には、

'' Aと出会った瞬間に彼女の事を思い出すこと ''




Aには、

'' 20歳になるまでに僕と出会わなかったら、僕を忘れること ''









Aは_________とても強かったから。



前世の僕はAに呪いのない世界で、もう呪いなんて知らずに生きて欲しかった。幸せになって欲しかったから。









縛りに勝つ呪いなんて聞いた事ないけど…




僕、最強だもん。_____きっと大丈夫。









こんな呪いをかけたこと、Aには言ってなかったけど。









僕達は高校で出会い、僕から猛アタックしてAは僕と付き合ってくれた。









次こそは、幸せにすると決めた。









そして、Aの20歳の誕生日。




Aは、全てを思い出して帰ってくるはずだった。

だから、俺は覚悟を決めていたんだ。









でも、平然と帰ってくる君。









…俺の呪い失敗したのかな。

やっぱダメだったか〜。









まぁ、いいや。と思いシチューの準備を始める。









俺だけ前世を覚えているのはちょっと寂しいけど、いいんだ。一緒にいられるだけで、俺は…幸せ者だ。

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