最強から好きって言われた。２【五条悟】 (ページ24)

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________12月31日p.m.11:40

悠｢やっべー俺眠くなってきた｣

釘｢はぁ？何あんた舐めてんの？｣

伏｢大晦日をかよ…｣

五｢…大丈夫？A。…体調とかさ｣

『やだな～悟！昔もそのくらい優しかったらよかったのに』

五｢…そうだね｣

辞めてよ…その切なそうな顔…ずるい。

死んで何もかも忘れる私より、

残される悟とこの子達の方が何百倍も悲しいってことに気づいちゃうじゃん。

五｢…A、Aの最期の日、僕に頂戴？｣

揺らぐ瞳。

でも芯は硬い悟の気持ちが籠った言葉。

…私の、最期を…悟に…

すきな人に…預けてみても、いいかもしれない。

『…うん。いいよ。』

五｢本当？後悔しない？…たまたま僕が誘っただけでもっと前に他の人が誘ってたらAはそっちにいってた？｣

『…馬鹿じゃないの。悟にあげてたよ。』

やめて、泣いちゃうじゃん。

1年ズは先に進んでいてもう見えない。

五｢…Aっ｣

『なーに？』

五｢…なんでもない…行こっか｣

悟の精一杯の笑み。

好きだなあ。

夏油くんに対しての好きとは違う好き。

夏油くんには…とても感謝していたし、

高専から追われてる夏油くんには何かと同情していた。

でも、悟は…

いつも頭の中にいる。

会えないと寂しいし苦しい。

悟に触られるとドキドキする。

きっと、恋してる。

私は…思っていたより悟に惚れてるみたい。

'' みんなで笑って過ごしていたい ''

そう願って、私たちは神社をあとにした。