最強から好きって言われた。２【五条悟】

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皆でごちそう様をした後、あと片付けは私たちがするからという事で一年ズは返した。



五｢…今日何かあった？様子が変｣

『…え、そーかな』

五｢うん。そう。何があったの？｣




『…別に、何も無いよ』




五｢答えて。｣









悟が目隠しを外し、テーブルに置くと私の目をじっと見つめた。









五｢…違うなら、僕の目見て違うって言えよ｣






『…っ』









綺麗に整った顔から覗き込まれる。









目を逸らしたくても、逸らせない。









五｢…ふーん。言えないんだ。何？また出ていくつもり？｣


『！！、違っ…』


五｢じゃあ恵？今日買い出しから帰ってきて2人の様子がおかしかった｣


『…、う、ん』


五｢何かされた？おや、恵に限ってそんな事はないと思いたいけど…正直に言って。Aが困ってるのは嫌。｣






『…告白されちゃった』









五｢は？｣









ポカンとする悟。









『好きですって言われた…。これって告白？』





五｢いや、完全完璧に告白だけど…。恵がまさかそんな…｣






『大丈夫、返事は決まってるから』






五｢…え？付き合うの？｣





『…そのうち分かるよ。』









お皿を洗い終えたのでタオルで手を拭く。


そして出口へ向かって足を進める。









五｢ちょ…！待てよ、A！！｣



『おやすみ、悟』









さすがに断るなんて他人に言うのは失礼。


恵の真剣な気持ちには真剣に応えたい。







例えそれが '' ノー '' だとしても。









下手な同情で付き合っても2年後には辛いお別れだ。









恵にとって、1番いい判断を。









最低限、私のまわりの人は常に幸せであるように。

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