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___静かだな、と思った。


放課後の階段の踊り場なのに。


人の話し声いっさい無いな。









侑「なんで、や。」





『…ごめん。ほんまごめんな、侑』





侑「俺は、好きや。もう1回考え直してくれんか?
頼む…A…」





『…むりや、私、嫌いやったんや。





…侑のこと。』









嗚呼、私はいつからこんな嘘つきになったんやろ。









侑「…ほんま、か」






『ほんまや。もう私のことは忘れて欲しい。』









そう言って、私は走った。









本当は侑の傍から離れたくないのに。









私って馬鹿なんかな。


自分で幸せから逃げとる。









でも今は、こうするんが正解やと思うんや。


侑。

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作者名:楓華 | 作成日時:2020年5月15日 1時

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