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球技大会の次の日から返されたテストはなんとか赤点は免れて、また変わらない日常を過ごす。
「ユウちゃん、喉乾いた」
「知らんわ」
だんだんと暑くなってきて、昼休み、ユウちゃんに訴える。
「今日42円しか持ってへんの。ある？42円で買えるジュース」
「ない」
そこに「42円て」なんて近くにいたシゲが笑いながら入ってくる。
「昨日読んでる漫画の発売日やん？買うやん？お財布にお金足さないまま家出るやん？42円よね」
「奢ったろか」
「ほんまに？」
「おん。その代わり今度アイス奢れとか言わんし。期間限定のハーゲンダッツが良いとか全然言わんし」
「やっぱええわ」
大声で笑うシゲ。
「まあ俺も買い行こうとしてたからええで」
「どうしようシゲが神様に見える」
「ゴッドと呼べ」
「ほんまに呼ばれたい？」
「わりと嫌」
「でしょうね」
二人で自販機に行く。
「どれ？」
「えーっと」
「選ばれたのは、重岡でした」
私が悩んでる間に買ったペットボトルを顔の横で持って言うシゲ。
「綾鷹な。4文字と最後の『か』しか合ってへんし」
「ボケが雑やねん」なんて笑う。
「で？どれ？重岡？」
「いや、綾鷹やなくて。んー、アップルティー」
がこん、という音と共に落ちてくるペットボトル。
「ありがとうございます」
「感謝せい」
「してるって」
屈んだシゲからペットボトルを受け取る。
「あ、王子きたで」
なんて体を起こしながら顎で廊下を指すシゲ。
「え？」
見ると、向こうからお財布を持ったのんちゃんが来て。
「やっほー」
シゲがのんちゃんに手を振る。
「やっほ」
いや、待って。ちょっと待って、重岡さん。
「むっちゃ暑いんやけど、今日」
「ほんまな」
待ってくださいよ。
「シゲに奢ってもらったー」
目が合ったからとりあえず私も話す。
「え、俺にも」
「嫌やわ」
そのまま少し話して、逆側の教室に戻る。
「え、なあ、シゲ」
「ん？」
「……知ってるん？」
「何が？」
「いや、あの」
「あぁ、小瀧のこと…」
「ちょ！」
「ハハハッ、わかるやろ」
えくぼを浮かべてニヤニヤするシゲ。
「ほんまに？」
「普通にわかるで」
「うそやん。みんなわかってる？」
「それはないと思うけど」
「…そっか」
ひとまず安心。いや全然そんなことないけど。
「なんかシゲ怖い」
「優しいし。ふわふわシゲちゃんやし」
「それがもう」
フフッと笑って誤魔化された。
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花音(プロフ) - ルリさん» 原因がやっとわかり、気づいたところは直させていただきました！ところどころまだ直っていないところもあるかもしれませんが、読めるものにはなったと思います。ご迷惑おかけして申し訳ありませんでしたm(__)m (2017年3月2日 12時) (
レス) id: a2ab04aa9f (このIDを非表示/違反報告)
ルリ(プロフ) - 文字化けが多く、ちゃんと読めません。 (2016年11月3日 18時) (レス) id: bcbf5ed211 (このIDを非表示/違反報告)
花音(プロフ) - @neさん» ありがとうございます♪わたしも書いてて重岡くん！ってなってます（笑）これからも楽しんでいただけるように頑張ります！ (2016年6月13日 23時) (レス) id: f47d949a46 (このIDを非表示/違反報告)
@ne(プロフ) - いつも楽しく読んでます！しげ優しすぎてキュンキュンしてます（笑）これからも更新頑張ってください！ (2016年6月13日 21時) (レス) id: b9c4aa2937 (このIDを非表示/違反報告)
花音(プロフ) - # : h i r a r a .さん» 教えていただいてありがとうございます！直しておきました、たぶん大丈夫なはず、です！ゆっくりで申し訳ないですが、これからも読んでいただけたら嬉しいです(*´∀`) (2016年6月13日 7時) (レス) id: f47d949a46 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：花音
| 作成日時：2016年5月28日 13時
