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走りながらバクバクと鳴る胸元を抑える
全身が熱を持ち、気分が高揚しているからか微かに手が震えているのが分かった
一旦落ち着くためにその場で立ち止まり深呼吸をすると、徐々に鼓動が落ち着きを取り戻してくる
街中でいつまでも立ち止まっているわけにもいかないため歩を進めると、カランコロンと履き慣れない下駄が音を奏でる
「……」
はぁあ！！
無心になろうとしてるのに先程の出来事が頭をよぎり両手で顔を押さえた
道行く人のいぶかしむ視線が突き刺さるが今はそんなの気にしていられない
何でしょう何なのでしょう！
先程のは！！
『…綺麗だ…とても』
「………」
分からない
炎柱様が
先程の触れられた頬に指を添えていると、ふと炎柱様の隣に居るであろう女性が思い浮かび頭が水を被った様に冷静になる
これは断ち切らなければいけない思いだ
終わった色恋に現を抜かして今すべき事を見誤る訳にはいかない
助けられる命を確実に助ける
それが自分の存在意義であり、理由だ
「しっかりしなさい、花子」
緩んだ気持ちを叱咤し、グッと顎を引き前を見据える
そして再び歩みを進め騒音蔓延る街へ繰り出した
「まあ…列車での道中にいきなり姿が？」
「そうなんだ！言っても誰も取り合っちゃくれねぇ…だけどアイツ売り子を探しに行ったと思ったら戻って来なかった。どんなに探してもだぜ？！」
街を探索していると軒先で意気消沈としている男性を見掛けたため話しを聞いていた
どうやら男性は妻との旅行に向かうために例の列車に乗り、妻は売り子からお弁当を買うため席を離れて以降姿を眩ませたとのこと
夫婦は円満で姿を眩ます理由もない
警察に相談したが取り合ってくれなかったそうだ
信じなかったのか信じたくなかったのか
おそらく後者であろう
男性の妻だけではなく既に何十もの人が行方不明となっているのだから
得たいの知れない物、事象からは逃れたくなるのが世の常だ
私はむせび泣く男性に礼を言いその場を離れた
それから数時間聞き込みを続けるが、どれも似たような証言や噂話であった
「んー…」
炎柱様の様子はどうだろうか
まあ大体同様の結果であろうとは思うが
呼吸を整え気配を探ると、そう離れていない場所に居ることが分かった
ぐー
「…お腹空いたなぁ」
炎柱様ご飯食べたかなぁ
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chiaki0708(プロフ) - 私も煉獄さんと結婚したい！！！そしてこのお話は2回目でもとってもやっぱり面白い！！なんなら新たな発見できて面白すぎる！何度読んでも素晴らしい作品！！！数ある煉獄さんの夢小説で1番好きです！！！ (2021年12月5日 14時) (
レス) @page50 id: 26a665cc7a (このIDを非表示/違反報告)
かのん(プロフ) - 愛弓さん» したい！ (2021年11月6日 12時) (レス) id: 9c488eb26d (このIDを非表示/違反報告)
愛弓 - 杏寿朗さんと結婚したい (2021年11月6日 9時) (レス) @page2 id: cf70200c76 (このIDを非表示/違反報告)
かのん(プロフ) - カレンさん» 初めまして！読んで下さってありがとうございます(*´∀`)♪パスワード解除したので宜しければどうぞ！ (2021年2月13日 8時) (レス) id: 9c488eb26d (このIDを非表示/違反報告)
かのん(プロフ) - えこさん» はじめまして！コメントありがとうございます(´▽｀)楽しんで抱けてとても嬉しいです！！まだ中身なかったのでパスワードしてましたが2話作ったので解除しました！宜しければ読んでやって下さい(´▽｀) (2021年2月13日 8時) (レス) id: 9c488eb26d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かのん | 作成日時：2020年11月25日 23時
