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「あの…しのぶさん」



花子さんと別れた俺は、書室にいるしのぶさんに声を掛けた


「あら、竈門くん。どうかなさいましたか?花子はもう帰ったのでしょうか」

「え、と…」


こちらにくるりと体を向け微笑むしのぶさんに一瞬言葉が詰まったが意を決して口を開いた


「しのぶさんは、その…花子さんとは友人と聞きました」

「ええ、同期で友人です」

「…実はさっき話をしていて…多分傷付けてしまったのかも…」

「はて、傷付けた…とは?」


ぴり、としのぶさんを纏う空気が揺れる

どうやらとても大切な友人らしい


更に申し訳ない気持ちになりながらも、俺はポツリポツリと先程の出来事を話し出した



そう、花子は笑ったのだ


恐らく俺は花子さんが触れて欲しくないことに触れた、なのに









俺の「悲しいことがあったのか」の問いに花子さんは満面の笑みを浮かべた



『あはは!何それ!大丈夫だよ、可愛い炭治郎くんとこうしてお話しできて楽しいくらい!』


可愛らしく笑った彼女からは、スッと負の感情を伴う匂いが消えた

そう、消えたんだ


驚く程早く









「自分の内を隠すのが…とても上手な人なんだと思います。俺が余計なことを言ったから無理に押し込めてしまったようで…」


「……そうですか」



そう言うと、しのぶさんはこちらに向けていた体を元のように机に向けた


「竈門くんが気に止む必要はありませんよ、これは彼女の問題ですから。ですが出来たら今後は何か感じても指摘しないでおいてあげて下さい」


「…はい!」


だったらこの申し訳なさに対しても謝ることが出来ないのか、とも思ったがこれ以上追求することは失礼だろうと思い素直に返事をする

しのぶさんが安堵の匂いを纏い、ほっと胸を撫で下ろしたのが分かった




出来れば失礼なことを言ったのを謝りたかったが無理か




しのぶさんが撫で下ろした胸と反対の意味で、俺も肩を落とした









「本当に…馬鹿なんだから」




誰もいくなった室内で、しのぶは静かに呟いた

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chiaki0708(プロフ) - 私も煉獄さんと結婚したい!!!そしてこのお話は2回目でもとってもやっぱり面白い!!なんなら新たな発見できて面白すぎる!何度読んでも素晴らしい作品!!!数ある煉獄さんの夢小説で1番好きです!!! (2021年12月5日 14時) (レス) @page50 id: 26a665cc7a (このIDを非表示/違反報告)
かのん(プロフ) - 愛弓さん» したい! (2021年11月6日 12時) (レス) id: 9c488eb26d (このIDを非表示/違反報告)
愛弓 - 杏寿朗さんと結婚したい (2021年11月6日 9時) (レス) @page2 id: cf70200c76 (このIDを非表示/違反報告)
かのん(プロフ) - カレンさん» 初めまして!読んで下さってありがとうございます(*´∀`)♪パスワード解除したので宜しければどうぞ! (2021年2月13日 8時) (レス) id: 9c488eb26d (このIDを非表示/違反報告)
かのん(プロフ) - えこさん» はじめまして!コメントありがとうございます(´▽`)楽しんで抱けてとても嬉しいです!!まだ中身なかったのでパスワードしてましたが2話作ったので解除しました!宜しければ読んでやって下さい(´▽`) (2021年2月13日 8時) (レス) id: 9c488eb26d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:かのん | 作成日時:2020年11月25日 23時

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