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1話 ページ3

眩しい…もう朝って

影に飲み込まれたんだよね


重い身体を起こし、目を開けると

私は和風の屋敷の中に居た


これは…布団!?



?「起きましたか。大丈夫ですか?」


声がした方向を見ると黒髪の男性が居た


日本人…だよね
アレ?日本みたいな国って存在するの?


『はい、…此処は一体』


?「此処は日本ですよ」


私はその言葉を聞いて再び固まった


………え?


『日本ってあの、日の丸の?』


?「はい」


スーーーーーーーーーーーーー…え?


日本「とりあえず自己紹介をしましょうか、私は日本と申します」


アレだ!国が擬人化してるやつ

一応国とか言わない方が良いかも…


『私はA=テンペスト、助けて戴き感謝する』

私は座ったままだが礼をする


日本「いえ、頭を上げて下さい。倒れている人が居たら助けるのが普通なので…」


日本に居るのは嬉しいのだけど、もう、私の居場所は此処じゃないから帰らないと


『あの、何処に倒れてたか教えてもらっても良いでしょうか』


日本「良いですけど、何をするんですか?」


『…少し確認したい事がありまして』


そこにある魔素とかね
もしかしたら、誰かに召喚された…とか可能性としてあるし

まぁ、あったら嫌だけど


私は着替えて日本さんについて行く









「此処です」

目的地にはすぐに着いた


『ありがとうございます』


大賢者、魔素反応を調べて

《解。解析結果が出ました。

魔素反応が検出されませんでした。
それどころかこの世界に魔素が確認出来ません。》

そう…ありがとう

《否》


魔素が無い…ね
あの世界に帰るまで、どうすれば良いのさ
お金もあっちのだし、どうしよ…



日本「帰ったら少しお話…しましょうか」

『はい』


日本さん何処までも優しい
その優しさに漬け込んでる気がするけど…

ーーーーーーーーーーーー
書いてなかったけど、時系列的には魔王来襲編の前、森の騒乱編後です

ミリムとリムルはマブダチになってるけど、ファビオが来る前的な所です

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作者名:夜白 | 作成日時:2021年2月24日 0時

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