転生した幻王様と剣武魔神!？ (ページ8)

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EPISODE Ⅳ：鬼まろページ8

その太陽は、黒く赤く、禍々しかった。
もはや太陽と呼んで良いのかわからぬ程に。
太陽は、月を照らす輝き。
だが今の太陽は、太陽ではない。
危険な感じがして止まない。
それはまるで、何かが始まろうとしているかの様に……。

ユミ「あの太陽……なに……？」
ウィスパー「あ…あれは……！」
白虎「何か知ってるのか!？」
ウィスパー「ええ。あれは、鬼まろがこの地球に来ていると言う証拠です。」
ユミ「その、鬼麿って何？」
ウィスパー「鬼まろ！その麿じゃない！」
阿修羅「わざわざ突っ込むんだな。」
ウィスパー「今はこう言う話は良いんです！」

～曲がり角～

私達は、ガシャガシャがある道へ入った時に通った曲がり角に戻ってきた。

白虎「なんだよ！あれ！」

鬼の様な顔の大きいのがいた。
それも、沢山。

ウィスパー「あれこそ！鬼まろに取り付かれた顔デカ鬼
です！」
ユミ「そのまんまじゃない！」
白虎「って！こっちに来る!？」
ウィスパー「皆さんこれを！」

ウィスパーはそれぞれにアークを渡した。
私のアークはひも爺。
因みに霊地さんにはさっきのジバニャンのアークしか渡してないらしい。

ウィスパー「玄武さんのアークはミツマタノヅチ！そして阿修羅さんのアークはキュウビ！朱雀“きゅん”のアークはコマさんでうぃす！」
朱雀「待て！何故私だけきゅん付けなのだ!？」
ウィスパー「うぃす？それは可愛いから。」
朱雀「……はあ!？」

まあ、確かに可愛いかも……。

ウィスパー「玄武さん！そのミツマタノヅチのアークを使ってください！」