転生した幻王様と剣武魔神！ｰ特別集Ⅲｰ (ページ37)

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EVENT ⅡⅩⅠ.Ⅴ：新年あけおめ！妖怪紅白クイズ合戦ッ？⑨ ページ37

妤々「それじゃあ、一体何が理由なのかしら。もはや“取り憑かれた”としか思えないわね…。」

ハルヤ「あぁ、その通り。上級怪魔達は何かに取り憑かれ、操られている。」

妤々「え。」

朱雀「何故今日に限ってそれ程冴えているのだ？」

妤々「ま、まぁ？さ、流石堕天使！未来の事なら、な、なな、何でもお見通しよ！」

ユニ「今『え』って言ったよね。自分でも驚いてたよね!？」

妤々「ギクッ。」

ハルヤ「……。そして、何かに操られている上級怪魔達は、それぞれこの“YBKホールの誰か”に取り憑いております。」

玄武「…所謂、二重での取り憑き、と。」

ハルヤ「あぁ。
──あのブチニャンとか云う司会者も、上級怪魔である“不怪”に取り憑かれている。しかも取り憑いてる不怪は、自分の意思でしているのでは無い…。
まぁ、何とも紛らわしい話ですが。」

キャロン「……それなら、一体どうやって叩けば…。
その上級怪魔達……も、取り憑かれているのなら、直接叩くのは違う……ですし…。」

阿修羅「何とかして、その上級怪魔達に取り憑いている奴等を引き剥がせれば良いんだがなぁ…。」

ハルヤ「そこで、だ。
聞いて驚け。実は先程、その上級怪魔達が会議しているの所を、俺は聞いた。」

アメリ(それ、所謂盗み聞きじゃ…。)

ハルヤ「まず最初に、奴等のリーダーである“破怪”が──。」

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～YBKホール裏～

白組1？「フォッフォッフォ。
赤で封印されし“赤猫”と、白で封印されし“白犬”。

奴等が復活すれば、もっと簡単に、計画を進めれたんじゃがなぁ…何とも難解。」

警備員？「奴等を復活させるには、同じチームと協力し、それぞれのシールとやらを手に入れる必要がある。
そんな手間はいらん。

すぐに、そして最速に壊すには、“まずは敵の味方に取り憑く”のが一番。そうすれば、奴等は油断をし、そのまま破壊される。」

赤組1？「バレたら意味ないっチュッ。」

ブチニャン？「そうねぇ…。流石にバレた気がするわ…。あぁ、何て不快。“真正面から殺り合おう”何て。」

観客1？「真正面から殺り合うのは、おでの得意な事！おでに任せるどー！」

警備員？「不怪の姿なら、奴等も殺りにくい筈だ。その隙に、何もかも破壊してやろう。」

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、

ユミ「殺りにくい、って。何処の誰が決めつけた？」