転生した幻王様と剣武魔神！NEXT STARTｰ切離天夢ｰ (ページ49)

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EPISODE ⅢⅩⅦ：【カードに眠る白き狼ｰⅣｰ】ページ49

何で、シグナルがッ……反応、しないんだ…ッ…？

妖怪ウォッチが………俺に答えない…？

雷「…ッ……シグナルが…？」

ブリザードウルフ「ヴァァァァァァァァッ！」

ッ！吹雪が…！

雷「うッ……うぁぁあッ!？」

床に叩き付けられてッ…！
砂ぼこりが立って、前が見えない…ッ。

シャルル「…召喚！」

リアリス〈Uranus(ウラヌス)〉

ユニ「ッ！シャルル！」

リアリス〈天神・蒼空〉

シャルル「出てこい！」

蒼空「蒼空。」

ブリザードウルフ「ヴルルルル…ッ！」

蒼空「獣(けだもの)か。
この我に敵うとでも思っているのか？」

ブリザードウルフ「ヴルゥァァァァァァッ！」

蒼空「黙れ。」

【天王翔滅(てんのうしょうめつ)】

ブリザードウルフ「ヴルゥァァァァァァァァァァッ!!!」

シュュン…

ユニ「た、おした…？の……？」

蒼空「……。」

ユニ「…蒼空？何…？」

蒼空「…その妖怪ウォッチは、もうお前には応えない。
元々キルの生まれ変わりと云うだけで使えていた幻妖属のウォッチだ。」

ユニ「？…じゃあ、何で今は…。」

雷「いってぇー……まぁ、つまりはだな、そもそも妖怪ウォッチってのは一個に一人までなんだ。
二人使うのはすっげぇ無理があるんだよ。
…まぁ、ケースケの場合は親と姉の前世が関係してるんだろうけど(ﾎﾞｿｯ」

…？
最後、何か言った…？

シャルル「って事は、新しい妖怪ウォッチを見付ける必要があるのかな。」

蒼空「…だが、妖怪ウォッチは今ので全てだ。
もう無い。」

雷「幻妖属のウォッチも、ぜーんぶユミ達が使っちまってるからな。」

ウォッチ…妖怪ウォッチ……新しいウォッチ…。

妖怪ウォッチクロス…妖怪ウォッチクロム……。

ユニ「……あ、でもさ、

キャロンなら造れない？新しいウォッチ。」

シャルル「小学五年生の年齢にして天才科学者…。
僕達が元々使っていたウォッチはキャロンが造った物。
だけど、妖怪は召喚出来ないよ。」

???「あのぉ…。」

シャルル「それにキャロンのウォッチにばっかり頼れない。キャロンだって人間だよ？すぐに疲れる。」

???「あ、あのぉ……。」