転生した幻王様と剣武魔神！NEXT STARTｰ切離天夢ｰ (ページ46)

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EPISODE ⅢⅩⅣ：【カードに眠る白き狼ｰⅡｰ】ページ46

ユニpart

～霧立神社前～

ユニ「ふぁ～あ、ねむ…。」

アツシ「よ！遅かったじゃねーか。」

ユニ「寝坊したんだよぉ……しかも集合場所は霧立神社だし。」

シンジ「ん？ユニって霧立神社の常連なの？」

ユニ「いや、姉ちゃんの友達がいるからだよ。」

俺の場合は友達で良いのかわかんないけど、姉ちゃんの友達って言った方が同年代だし納得するでしょ。

雷「おーい！」

不動明王ボーイ……もとい、ボーイが走ってきた。

アツシ「おー？ボーイも遅刻かー？」

雷「ユミ達とメールし合ってたら遅くなった。
ホントはユニにも追い付きたかったんだけどなー。」

シンジ「えぇ!？ユミってユニのお姉さんだよね!？」

ユニ「うッ…ボーイ！」

雷「なんだ？本当のことだろ？」

アツシ「やっぱボーイと知り合いだったんだなー！」

ユニ「んーーーー。」

…ま、いっか。

シンジ「それじゃ、早速登ろう？データによると、そろそろ行かないと間に合わないからさ。」

えぇーー。
やっぱり行かないと駄目かぁー。

ま、まぁ!？ここまで来て1人引き下がるのは、さ、流石にズルいからさ!？い、行くけど!？しょうがなく、付いていくだけだけど!？

雷「ユニー！遅いぞー！」

アメリ「ふぁ～あ……んー…早朝から掃除はまだ慣れないなぁ～……あれ？ユニ君…？」

ユニ「はぁッ…はぁッ……。」

一体全体何時間歩いたんだろう…。
って思って時計見たけどまだ30分しか経ってなかった…！
何これ、俺が変なの？疲れてる俺が可笑しいの!？

雷「ユニ、疲れたのか？」

ユニ「べ、べべ、別に!？ほら、行くよ！」

重たかった足を無理やり動かす。
明日には多分筋肉痛だなぁ…。

アツシ「疲れたんなら、俺の背中乗ってけよ！」

ユニ「え？でもそしたらアツシが…。
　アツシ「俺はぜんっぜん大丈夫だからな！それにユニも重くなさそうだし。」
……ありがと。」

そういって、アツシの背中に乗る。

雷「…………。」