tales of Shadow (ページ23)

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Ⅹ．Ⅴ，続きそのⅡ ページ23

スタン「フィリアだって!？」

一応助かった……か。
僕よりはフィリア・フィリスの方が良いに決まっている。

フィリア「皆さん……。」

フィリア・フィリスは後ろの通路から来た。

ルーティ「どうやってここまで来たの？」
フィリア「頭の中に声が聞こえて、それに従ってきたんです……。」
スタン「声が聞こえたって……まさか、それってクレメンテの？」
クレメンテ≪その、まさかじゃ。≫
フィリア「私を呼んでいたのは、あなたですね。」
クレメンテ≪主には儂を欲する意思があった。強くなりたいと願う、ひたむきな意思が。故に儂の声が聞こえたのじゃ。儂は主に、力を授けることができる。後は最後の決断だけじゃ。どうする？フィリア・フィリスよ。≫
スタン「フィリア……。」

……。

フィリア「……私は大司祭……いえ、グレバムから、神の眼を取り戻して見せます。何があっても。どんなことをしても。それが私の責任、私の義務ですから。」

フィリア・フィリスはクレメンテを天に掲げた。

フィリア「あなたと共に戦います。私に力を。……クレメンテ！」

その時、クレメンテが光った。
契約の光か。

スタン「やったな、フィリア！」
フィリア「これもスタンさんが元気付けてくれたお陰ですわ。リオンさん……アリスさん……。」
リオン「……。」

……。

フィリア「リオンさん、アリスさん、改めてお願いします。どうか私も、一緒に戦わせてください。」

……。

スタン「なんだよ。まだフィリアを認めないつもりか？」
リオン「……ふん。足手まといになるなよ。」
フィリア「……はい！リオンさん、ありがとうございます。……アリスさん。」

……。