tales of Shadow (ページ21)

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Ⅹ，ラディスロウとクレメンテページ21

～輸送艦内～

ディムロス≪ここがクレメンテの安置されている、輸送艦の中だ。≫
シャルティエ≪その名はラディスロウ。かつて、勇名を馳せた船です。≫
スタン「この先は何があるかわからない。フィリアは海竜の中で待っててくれ。」
マリー「そうだな。それが一番安全だろう。」
スタン「文句はないな？リオン、アリス。」

リオン・マグナスは後ろを向いた。
僕は目の閉じた。

スタン「それじゃ、行ってくるよ。」
フィリア「はい。どうか皆さん、お気をつけて。」

マリー「早く用事を済ませて、フィリアの下へ戻らなければ。」
スタン「はい。」
シャルティエ≪坊っちゃん、クレメンテがあるのは、ラディスロウの奥です。≫
リオン「良し。」

スタン「ラディスロウはわざと海の底に沈めたのか？」
ディムロス≪何故そんなことを気にするのだ。≫
スタン「事故とかで沈んだとしたら、クレメンテをそのままにしないと思って。」
ディムロス≪確かに、ラディスロウを沈めたのは、深い理由があっての事だ。そこに気付くとは、中々良い勘だな。≫
スタン「へへへ、褒められた。」
ディムロス≪褒めたと言う程ではない。これくらいで調子に乗るな。≫

ディムロス≪ラディスロウに乗り込むのも、久しぶりだな。≫
シャルティエ≪千年ぶりだものね。≫
アトワイト≪そんなにたってから皆と再開するなんて、あの頃は考えもしなかったわ。≫
ディムロス≪会わないで済むならそれが一番だった。そう思うと複雑だな。≫

スタン「飛行竜に海竜か。あんなものを作るなんて、昔の人は凄かったんだな。」
ディムロス≪確かに今の時代に比べれば、技術力はかなり高かったな。≫
スタン「俺は今くらいでも十分だと思ってるけどな。特に困ったこともないし。」
ディムロス≪充足を知る事は幸福に繋がる。良い心がけだぞ、スタン。≫

ナツメ「何か……こう言うところに来ると……玄武の事を思い出すね。」
トウマ「色々トラップがあったよね。アキノリが泳ごうとしたし。」
アキノリ「だってさ……白虎「泳げんのか？」泳げる！」

本当か？

～少しだけ進んだ～

目の前にモンスターが現れた。

スタン「くっ、こいつ!？」

～倒した～

ルーティ「長い間放置されてただけあって、変なのがいっぱいいるわね。」

……。

スタン「アリス？どうしたんだ？」
アリス「何でもない。」
スタン「そうか……。フィリア、大丈夫かなあ？」
マリー「早く用事を済ませて、戻るとしよう。」