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゜
「待って！！」
やっと追いついた時にはもう息が切れてて
呼吸も荒くなってて上手く話せなかった
私に気づいて振り向いた白髪の男
前に見たマスクは着けてなくて、
素顔のままの彼は整った顔立ちで優しい印象だった
男「君……」
「あの……っはぁ、き、聞きたいことが……」
男が私に向かって何か伝えようと口を開いた時
女の子が彼の元へ駆けてきた
男「ヒナミちゃん、もう欲しいものないの？」
ﾋﾅﾐ「うん！お兄ちゃん見てよこれ、可愛いでしょ？」
ヒナミと呼ばれたその子は頭に花が一輪、
刺さっていて可愛らしい女の子だった
妹さんなのか、突然現れた女の子を
呆然と見つめている
ﾋﾅﾐ「お兄ちゃん、この人は？」
男「あー、ちょっと知り合い……かな
ヒナミちゃん、万丈さんのとこに行ってて」
ﾋﾅﾐ「うん、わかった！」
そう行って、人混みの中に消えてく女の子
「……可愛い妹さんですね」
男「え？…あぁ、妹じゃないんだよ。
でも、妹みたいな存在かな…」
ふっと彼の顔に笑みが零れた
こんな優しそうに笑う人があの時と
同じ同一人物だったなんて、信じられなかった
「………」
男「場所、移動しようか」
「えっ………」
そう言ってさりげなく腕を引かれて、
連れてこられたのは人気のない公園だった
もう夕方になっていて空はオレンジに染まってた
男は静かにベンチに腰掛けると、私を見上げた
男「どうして僕だって気づいたの？」
「……そんな目立つ髪色の人は少ないでしょ
見た瞬間勝手に体が追いかけちゃったんです」
男「はは、そっか」
「……喰種、なんですよね……」
男「うん、そうだよ」
あっさりとそう認める彼は
オレンジの空を見上げて笑ってた
その横顔が、綺麗だと思った
こんな日常世界に喰種があんな普通に
人混みの中に紛れてて、
あの時みたいな危ないこともあって
喰種の世界は一体どんなものなんだろうと
ふと頭にそんな思いが浮かんだ
続く (更新停止中)
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結輝 - アヤト君がかっこいいですね( 〃▽〃)続きが気になります!! (2015年9月22日 8時) (
レス) id: 34449ae5bd (このIDを非表示/違反報告)
菜々華(プロフ) - 症候群さん» コメント見て笑っちゃいました笑笑 私めっちゃ亀更新だから(´-ω-｀)笑 ぜひまた続き読んでください笑 (2015年6月24日 23時) (レス) id: 510cc0905f (このIDを非表示/違反報告)
症候群 - うぉぉおぉ！！面白いのに何で人気でないの！？ (2015年6月24日 17時) (レス) id: 0198776e94 (このIDを非表示/違反報告)
腐苺(プロフ) - 最高に面白いです！う゛ー！続きが気になるー！ (2015年6月21日 19時) (レス) id: 4d5ebacb3c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：菜々華 | 作成日時：2015年5月29日 17時
