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゜
男「その必要はありません」
「え……」
男「僕が白鳩のところへ送り届けます」
立ち上がって、俯いたままそう言う彼
なぜ彼が私の味方をするのか、
さっぱりわからない
さっきの「ごめんね」の意味も
あの悲しそうな表情も
やっぱりこの人は『どっち』なのか
わからなくてずるい
紫髪「しかし金木君、彼女は…」
男「大丈夫です。僕が保証します」
ﾖﾓ「……俺達はこいつをなんとかする。
…研、無茶はするなよ」
あのマスクをつけた男を一瞥して
白髪の男に釘を指す
男は私に歩み寄り、
目線を合わせるようにしゃがんだ
男「君はここにいちゃ危険だ。
僕が安全なところまで連れていくから…」
「……ダメ、絢都君を置いていけない………」
死んだように眠っている
彼を抱き締める力をぎゅっと強めた
そしたら、白髪の男はまた悲しい顔をした
男「……ごめんね」
「あ………っ！」
次の瞬間、もう意識は飛んでいた
――――――――――――――――――――――――――――
この人は確か、あんていくによく来ていた人だ
いつも友達と二人できていて、
顔はよく覚えていたんだ
僕がアオギリに連れていかれる前
お店で友達にすごい大声で……
はじめてそんな修羅場みたいな場面にあったけど
話の内容からしてあの子は
好きな人のことで悩んでるみたいだった
きっとそれが絢都君のことだったんだね
彼女は僕が憎いだろう
絢都君を半殺しにした僕を恨んでる
僕の行動は間違っていたとは思ってない
トーカちゃんの痛みに比べれば
絢都君の痛みなんてものは――――……
彼女のあの涙で濡れた顔を見ていると
そうは思っても苦しかった
好きな人が『喰種』だと知った彼女は
それでもと絢都君を選んで
傍にいると、抱き締めながらそう言ったんだ
彼女は、喰種の全てを受け入れて…
胸が張り裂けそうな感覚を覚えた
僕だって、トーカちゃんだって
彼女や錦先輩達のような関係を望んだんだ
喰種であることを呪った
この世界のすべてを嫌った
僕は――――――……
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結輝 - アヤト君がかっこいいですね( 〃▽〃)続きが気になります!! (2015年9月22日 8時) (
レス) id: 34449ae5bd (このIDを非表示/違反報告)
菜々華(プロフ) - 症候群さん» コメント見て笑っちゃいました笑笑 私めっちゃ亀更新だから(´-ω-｀)笑 ぜひまた続き読んでください笑 (2015年6月24日 23時) (レス) id: 510cc0905f (このIDを非表示/違反報告)
症候群 - うぉぉおぉ！！面白いのに何で人気でないの！？ (2015年6月24日 17時) (レス) id: 0198776e94 (このIDを非表示/違反報告)
腐苺(プロフ) - 最高に面白いです！う゛ー！続きが気になるー！ (2015年6月21日 19時) (レス) id: 4d5ebacb3c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：菜々華 | 作成日時：2015年5月29日 17時
