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゜
それからは絢都君に家まで送ってもらった
いつもみたいにくだらない話をして
いつもみたいに笑い合ってたけど
この時の絢都君はどこかいつもと違った
やっぱりどこか悲しそうで
でも私は敢えて、知らないふりをする
正直、薄々勘づいてたんだと思う
彼はきっと、私とは違う世界の人なんだって
私の知らないところで死んじゃうような
危ないことたくさんしてるんだって
でも、私は知らないふり
絢都君が伝えられるまで待つから私
――――――――――――――――――――――――――――――――――
こいつの頭の中は一面お花畑か
どっかの平和ボケした奴等と同じなんだな
最初はそう思った
どこの馬の骨とも知らないこの俺を
手当てして目覚めるまで見守ってたって…
ある喰種をアオギリに勧誘してほしいと
タタラさんに頼まれて、
その仕事こそ早く終わったものの
アオギリの拠点に帰る途中
人間を自分で狩れなくて
餓死状態になってる喰種複数に襲われた
完全に油断してた
大勢の喰種が飛び掛かってきて、
全員を相手にしてるうちに見事に赫子で腹を貫かれ
この時にはもうボロボロで
回復するまでにも時間がかかった
全力で逃げ出してもう追って
これないくらいの距離まで来たとき
腹の傷が全然再生しなくて気を失いそうだった
傷を治すには人間の肉を食べねえと……
住宅街の中、左横に建ってある一軒家に目が行った
夜中の1時頃だからきっと人間も眠ってるはず
その隙に喰っちまえば回復できるはずだ
そう思って、窓から入った
その家がAの家だったんだ
あの時はもう限界で家に入った頃には
気絶してこいつに通報されて終わるんだな
って、心のどっかで死を予想してた
目覚めれば横に女がいて
お腹空いたかなんて変な心配して
時間が経ったお陰でなのか傷はもう閉じてて
喰種の俺に手当てなんて必要ないのに
なんでこんな怪我してるのかって
俺は、事故ったと嘘丸出しのことしか言えなかった
あいつもわかってたんだと思う
けど余計に詮索はしてこなかった
変なやつ、だけど
こんな変なやつに惹かれてった俺も
十分変なやつなんだろうな
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結輝 - アヤト君がかっこいいですね( 〃▽〃)続きが気になります!! (2015年9月22日 8時) (
レス) id: 34449ae5bd (このIDを非表示/違反報告)
菜々華(プロフ) - 症候群さん» コメント見て笑っちゃいました笑笑 私めっちゃ亀更新だから(´-ω-｀)笑 ぜひまた続き読んでください笑 (2015年6月24日 23時) (レス) id: 510cc0905f (このIDを非表示/違反報告)
症候群 - うぉぉおぉ！！面白いのに何で人気でないの！？ (2015年6月24日 17時) (レス) id: 0198776e94 (このIDを非表示/違反報告)
腐苺(プロフ) - 最高に面白いです！う゛ー！続きが気になるー！ (2015年6月21日 19時) (レス) id: 4d5ebacb3c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：菜々華 | 作成日時：2015年5月29日 17時
