第28話_______… ページ30
こーすけと、また色々お話しをして、国民表を届けにお城へ。
…来たんだけど………
「上等だコラ。お前マジ埋める。」
「人間並の知能を持ってから喋ろうね。お猿さん。」
…なぜ……
「はあ!?お前のその自慢のふさふさの黒髪を毛根から全部抜いてやろうか!!」
「ごめんね。俺、動物の言葉は分からないんだ。なんて?」
キヨとフジさんが……
「よしフジ。てめぇちょっと首出せ。フルスイングしてやるから。」
「おーこわ。ナイフで目潰ししてやろうか。」
睨み合って喧嘩しているのでしょうか…
おいキヨ…お前マジでフルスイングしようとしてんじゃねぇよ…
そのカマでやるの…？
フジさん…？ナイフで目潰しは ちょっと危ないかな。
ボーッっと体育座りをして、その光景を見つめる。二人は私に気付いていないようだ。
ほほっ。
とか思ってたら、喧嘩が始まっちゃったよ。危ねぇ。フジさんのナイフがこっちに飛んできた。
毎回思うけど、フジはん。アンタ何本ナイフ装備してんの?
いやいや。口喧嘩とかさ。もっとこう、可愛らしい喧嘩の仕方があったでしょうよ。
本気で殺し合っとるやんけ。カマとナイフて。
「おーっと手が滑ったテヘペロー☆」とかなったら死ぬぞ。冗談抜きで。
ふむ。いやしかし、この喧嘩………
驚異的な運動神経と体力のあるキヨと、怪物並の知能と大量のナイフを持ったフジさん。
どっちが勝つか興味がある。
…うわぁ。キヨ、ジャンプ力高ぇ…うわぁ。フジさん、頭使うなぁ。
「うーん。しかし、なんでまた、喧嘩なんてしてんだろ?あの二人は。」
「あのお二方は、毎日のように喧嘩しておりますよ。」
うお!?独り言だったのに、いつのまにか
清楚なメイド服の女性が隣に立っていた。ごめん。誰だよ。ビビったよ。
聞くところによると、このお城のメイドさんらしい。『初音ミク』さん。
二重の大きな瞳に、サラッとした青い髪。細い体。スタイル良すぎか。モデルさんかなんかですか。
ちょっと。私の横に並ばないでくれる。私のブス具合が目立つわ。
「むしろ、喧嘩しない日なんてありませんよ。あの方々は。
今日は、『キヨ様がお風呂の電気を付けっぱなしにしていたら、フジ様が激怒した』そうです。
電気代は高いですもんね。」
どっからツッコめばいいんだオイ。
フジさん短気か。反抗期か。イライラしてたんか。キヨと喧嘩したかったのか。
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すずみね - 更新がなくなってから影葉さんをずっと忘れられなくてまた来ちゃった...！また影葉さんの作品が見たいです！影葉さんがお元気でいられていることを願います。 (2020年4月21日 18時) (
レス) id: ca293ea056 (このIDを非表示/違反報告)
夜猫 - これ、前に読んでからすっごい読みたくなってて、でも作品の名前忘れて見れなかったから見れて嬉しい… (2018年4月8日 7時) (レス) id: c27b932811 (このIDを非表示/違反報告)
あんず - 逆に作者の窓になるまで「こーすけ」が「ヒラ」って気づかなかった( 。∀ ﾟ) (2018年4月6日 23時) (レス) id: b44d4e70a8 (このIDを非表示/違反報告)
蒼月桜奈(プロフ) - 普通にこのぱーかーのこヒラじゃない？と気づいた笑 (2018年4月3日 0時) (レス) id: a7c0f853f1 (このIDを非表示/違反報告)
夜猫 - 兎の時でヒラだって気付いたw (2018年2月3日 3時) (レス) id: c27b932811 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：影葉
| 作成日時：2015年10月23日 18時
