【猫の恩返し】にゃ、ニャンとぉぉ！？【バロン】 (ページ20)

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第19話ページ20

※いつの間にか1500hitいってた！
ありがとうございます。これからも精進して参ります！
※タイトルは考えるのが大変になってきたため「第〇話」という用にさせて頂きました。

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ﾊﾞﾛﾝ『さあ、中に入って。その辺にかけて。』

中に入ってみると、昔遊んだ人形の家のような内装でとても綺麗だった。
座れと言われても椅子が小さすぎたので玄関近くにあった大きな宝箱に座ることにした。壊れなきゃいいけど。

貴『あ、壊れない。良かった～。』

ﾊﾞﾛﾝ『ふふ。君は軽いから壊れることは無いだろう？』

貴『またまた。お世辞が上手ですねバロンさん』

ﾊﾞﾛﾝ『お世辞じゃないさ。さ、紅茶を入れよう。ミルクにするかい？それともレモン？』

貴『あ、じゃあミルク頂きます！』

そう言うとバロンは紅茶を淹れ始めた。
なかなか本格的にやるのであれは絶対美味しい。
後で入れ方を教わってみたいものである。

ﾊﾞﾛﾝ『はい、どうぞ。私のスペシャルブレンドだ。その都度味が変わるかので証は出来ないがね。』

そう言って小さなティーカップに入れたミルクティーを渡された。
やはり猫サイズなので、Aにとっては1口分程しか入っていない。

貴『頂きます。』

飲むと口の中に紅茶葉の渋みが抑えられていてミルクのマイルドな感じが口の中に広がる。

貴『めっちゃ美味しいですこれ！今まで飲んだ中でトップです！』

Aが目をキラキラさせ、興奮気味に感想を言ってくるので思わずバロンの口角が上がってしまう。

ﾊﾞﾛﾝ『そうかい。それは君はついてるんだよ。そこまで美味しそうに飲んでくれるのは嬉しいな。』

ﾑﾀ『そんな青くさいものよく飲むぜ。』

トトとの喧嘩(?)が終わったのかムタが扉を開け家に入ってきた。

ﾄﾄ『猫舌のお前さんには向くまい』

トトも上の窓から入って来つつムタを挑発する。

ﾑﾀ『お前こそ鳥目だろう』

ﾊﾞﾛﾝ『ムタ。前に君から猫の国の話を聞いたと思ったが。』

またムタとトトの喧嘩が始まると思ったが、バロンがムタに話しかけたことで収まる。

ﾑﾀ『ありゃまやかしだ。自分の時間を生きられないやつが行くところさ。』

ﾊﾞﾛﾝ『自分の時間？』