38話 ページ8
そして時間はあっという間に過ぎ、本番当日の朝を迎えた。
相澤さんに個性を使っていいと許可をもらったのでじゃんじゃん使おう！
いつも通りに登校して、すぐさま体操服に着替えて控え室に向かう。
芦戸｢あーあ、やっぱコスチューム着たかったな｣
尾白｢公平を期す為、着用不可なんだよ｣
砂藤｢予選の種目って何なんだろうな…｣
常闇｢何が来ようが、対応するしかない｣
障子｢ああ｣
麗日｢緊張するね…｣
『...そうだね』
ﾊﾞﾝｯ!
飯田｢皆、準備は出来てるか？もうじき入場だ！｣
ん？なにしてるんだろう
『轟くん...？』
更に増す緊張を解していると、轟くんが緑谷くんに歩いていく。
轟｢緑谷｣
緑谷｢轟くん…何？｣
皆が、轟くんと緑谷くんを見る。
轟｢客観的に見ても、実力は俺の方が上だと思う｣
緑谷｢え？う、うん…｣
轟｢けどお前、オールマイトに目ぇかけられてるよな？｣
緑谷｢あっ…｣
轟｢別にそこ詮索するつもりはねぇが、お前には勝つぞ｣
緑谷｢！｣
轟くんは緑谷くんにそう言い放った。
そして轟くんはこっちを見てきた。...あれ見られてる？
そんなことを考えていると轟くんがしゃべってきた。
轟｢闇音...お前にも勝つからな｣
『ふぇ！？えっあ、う、うん！』
とっさにそう答えてしまった。勝てるわけないよぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!
上鳴｢おぉ〜、クラス最強が宣戦布告？｣
切島｢そうだぜ。急にケンカ腰でどうした？直前にやめろって！｣
轟｢仲良しごっこじゃねぇんだ。何だっていいだろ｣
轟くんはそう言って、歩いて行く。
緑谷｢轟くんが、何を思って僕に勝つって言ってんのかは分かんないけど、そりゃ君の方が上だよ。実力なんて、大半の人に敵わないと思う…客観的に見ても…｣
切島｢緑谷も、そういうネガティブな事言わない方が…｣
緑谷｢でも！皆…他の科の人も本気でトップを狙ってるんだ！遅れをとるわけにはいかないんだ｣
轟｢…｣
緑谷｢僕も本気で獲りに行く｣
轟｢おう｣
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 60人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
