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あの日の犯人 ページ27

ぺ「話ってなんですか?」
と「実はさー、このはちゃんと死神さんに聞かれちゃったんだよねー…火事のこと」
ぺ「…そうですか」
と「で、どうする?答える?一応ごまかしたけど。」
ぺ「いいですけど、変な誤解させないで下さいね…」
と「うん、そうするよ。もう、女の子一人、逝っちゃったからね。早く言っておくよ」

言うのか。

ぺ「…」

僕は、見てしまったんだ。あの日、遅れて駅についた時。
あわてて逃げる、同級生、同じクラスの男の子が、焦って逃げているのを。

ぺ「はぁー」

あの男の子から、毎日のように言われてた。
『Aって、何が好きなの?』『どこに住んでるの?』『電話番号は?』

『ねぇ、二人って付き合ってるの?』
しつこかった。僕は、Aのこと嫌いだから、関係のないことだと思って、全ての質問に答えてた。
でもまさか、好きだったなんて。それに、火事を起こすなんて、何をしようとしたんだろう。
Aのこと好きなら、なんでわざわざ火事など起こしたんだ…

ぺ「…?」

分からない。

と「あとさー、Aちゃん、もうすぐ死ぬよ?大丈夫?」
ぺ「知ってます…」

と「どうにかしないとね、好きなんだったら」
ぺ「…好きじゃないです、前にも言ったよね?」
と「そうだっけ?wまぁいいや。」

ともさんはそういってAの走って行った方向に歩く。その直後に振り向いてこう言った。

と「早く言わないと間に合わない時だってあるんだよ?」

そして今度こそ、僕に背を向けて歩き出した。

男の子。→←いたんだ



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あうなの(プロフ) - UTMさん» はるか昔のコメントにリプwwww(はい!小悪魔です!見てくれてありがとうございます!( ´ ▽ ` ) (2017年7月24日 2時) (レス) id: b3c9ec2f8d (このIDを非表示/違反報告)
UTM - あ、小悪魔 架乃さん!?占ツクでもやっていると聞いたので・・・!! (2017年4月11日 20時) (レス) id: 4c2f0d42d7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:小悪魔 架乃 | 作成日時:2015年11月14日 10時

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