火事2 ページ21
女「ママとパパがいなくなっちゃった…」
「はぐれたの!?よ、よし!!まずは逃げよう!!」
女の子を担いで走り出す。逃げよう。逃げないと、私は、
ぺいんとと、また喋れないよ…っ
「もうすぐだよっ!!!」
私の走る先に、明るい外が見えた。出口だ。そして、
死「Aさん!!」
ク「走って!!!早く!!」
あ、死神君たちだ。待って、今行くから。
『危ない______!!!!!!!』
「…え?」
上を見ると、非常口の扉が、ガタガタしていて、落ちかけている。
死ぬ、死ぬかもしれない。
…だからだ。とっさだった。
女の子を投げた。
女「…っ!!!お姉ちゃん!?」
死「!?Aさん!?」
ク「!!!」
「…っ、バイバイ…」
ガタン!!!もの凄い大きな音をたてて扉が落ちた。女の子を投げた直後だった。
もしかしたら、私も逃げれたかもしれないけど、今私がいる距離だと、女の子が死ぬ。私だけ、助かって。
「…っどうしよう……っ!」
手を降ったまま、ポタリぽたり、涙が溢れた。あーあ、駄目だった。結局。
まだ、死にたくなかったけど。
ぺ「_________A!!!」
「…!ぺいんと……!!!」
ぺ「生きて!!お願い!!!A!!」
「生きるに、決まってるじゃん…うるさいなぁ…っ!!」
その後、私はどうやって逃げたか、何一つ覚えてない。
ただ、意識が戻ったのは、火事から2日たった、駅でだった。
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あうなの(プロフ) - UTMさん» はるか昔のコメントにリプwwww(はい!小悪魔です!見てくれてありがとうございます!( ´ ▽ ` ) (2017年7月24日 2時) (レス) id: b3c9ec2f8d (このIDを非表示/違反報告)
UTM - あ、小悪魔 架乃さん!?占ツクでもやっていると聞いたので・・・!! (2017年4月11日 20時) (レス) id: 4c2f0d42d7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:小悪魔 架乃 | 作成日時:2015年11月14日 10時