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ク「ごめんA。こんな時間にしかこられなくて…」
「いえいえ!来てくれただけで、私は嬉しい。」

にこっ、と微笑むと、クロノアさんは安心したように、優しく微笑んだ。

ク「あと、これ…」
「なんですか?…っげ…」
ク「勉強道具!いくら病人だからって、やらないのはダメなんだからねっ?」

今度は大胆に笑ってくれる。あー勉強やりたくないなのに…。
なんで持ってきてしまうんだクロノアさん!!
クロノアさんの笑みが怖い…っ!

「はーぁー…やだなぁ…」
ク「がんばれ!分かんないところは、教えるから。」

流石イケメン。

ク「死神くんは?」
「それなら朝来ましたよ。」
ク「そう…。ぺいんとさんは?」
「昼来てくれました。久しぶりに会いました…。」

顔が自然に緩む。何故だっ…?

ク「そう、ならよかった。俺がぺいんとに行けって言ったんだよ」
「そうなんですかぁ…!?」
ク「そう!行ってくれたならいいや」

自分から来たんじゃないんだ…。

ク「どうしたの?」
「うぇっ!!なんでもないです!」
ク「そう…?」

上目使いで気遣いをしてくるクロノアさん。やめて眩しいから。

「眠くないですか?」
ク「全然。いつももっと遅いから。」

へへへ、と微笑するクロノアさんに、少し申し訳ない気がした。毎日夜、私のところに来てくれて、なんだか…。結構迷惑かけてるなぁ。

「明日も着れくれますか?」
ク「勿論。さて、そろそろ時間だし、帰ろうかな。」
「そうですか。気をつけて帰って下さいね!」
ク「はい、さようなら」
「また明日!!」

クロノアさんが扉の向こうへ行った。その途端、顔がひきつり始めた。笑えないのだ。

「もう!イライラする…!」

ガチッと勢いよく明かりを消して、布団に潜った。
てかなんで、イライラしてるんだ?眠い、から…?分かんないや。

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あうなの(プロフ) - UTMさん» はるか昔のコメントにリプwwww(はい!小悪魔です!見てくれてありがとうございます!( ´ ▽ ` ) (2017年7月24日 2時) (レス) id: b3c9ec2f8d (このIDを非表示/違反報告)
UTM - あ、小悪魔 架乃さん!?占ツクでもやっていると聞いたので・・・!! (2017年4月11日 20時) (レス) id: 4c2f0d42d7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:小悪魔 架乃 | 作成日時:2015年11月14日 10時

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