103.推しに起こされる ページ3
席に着いてから暫く机に突っ伏していると次第に眠気が襲ってきた。
影山くん会話不可避案件を回避するためにしたことだが普通に眠いやばい。
夏休み毎日のように2時寝11時起きとかかましてたからだな…。寝てる時間長いけど生活が不規則すぎる。
夢の中に落ちそう、ひゅん、と落ちてしまいそうな感覚になったその時、隣の椅子が引かれる音がした。
それと同時に動揺して一気に現実に引き戻された私。
『(いやいやいやわかり易すぎ私！！だめだめだめ、寝たフリ寝たフリ…)』
さっきまであんなに夢うつつだったのに急に目冴えたよ。やばいよ。
心臓をバクバクさせながらじっとしていると担任が入ってきて、始業式行くぞ〜服装しっかりしろ〜と声掛けを始めた。
あっ、これは起きなきゃ。起きなくては。
『(…いや、起きるタイミング逃した。)』
え、亜美さんよ。ここは気遣って起きなよ、始業式だよみたいな事言ってくれても良くない？なんで無視して廊下出てったの？
私は寝返りのフリをして恐る恐る窓側に向けてた顔を廊下側に向けて腕の間からうっすらと目を開けた。
『(！？！？！？)』
うっすら開けた目に入ってきたのは影山くんの姿だった、ような気がする。私の狭い視界にあのサラッサラな前髪とキリッとした目が入ったような、気がする。
え、それが本当だとしたらどうする？
もう起きれないよ私ここから。しかも窓側に顔向け直すのも不自然だよね？！
やばい、逃げられない。
暑い、ただでさえ息が腕の中で篭っているのに、動揺、焦り、緊張、色々な感情が混じって体温が上がってきた。
影「おい、始業式だぞ」
冷や汗までかいてきて、やばいあついもう無理顔を上げたい、と思った刹那影山くんが私の肩をつんつんとつついて言った。
え、何つんつんしてんの？可愛いんだけどさ、その姿を遠くから見る分には可愛いってなるんだけどさそれを私にやられてるっていう現状がさ、あのもう耐えられなくてですね顔上げられない！！！！
でももう顔をあげるしかない！！暑さも限界だ！！！！
『ん？！えっ、ほ、ほんとだ！！ありがとう教えてくれて！！』
顔を上げた瞬間一方的に感謝を伝え、廊下へダッシュした。
一瞬見た影山くんめっちゃぽかんとしてたな…ごめん…←
104.ミッション発生→←102.そういえば推しと席隣だった
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あまね(プロフ) - あっすき！！ (2月23日 19時) (
レス) @page16 id: 2b125e9969 (このIDを非表示/違反報告)
いお(プロフ) - うわめっちゃ好きです！更新楽しみにしてます！ (2020年5月13日 19時) (レス) id: e27de575a2 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - 影山好きすぎる〜っっっ更新楽しみにしてます泣いつまでも待っております！！泣 (2020年5月6日 19時) (レス) id: 5973ca5896 (このIDを非表示/違反報告)
しゃけ(プロフ) - えっえっ更新しないのですかっ！もどかしい〜〜〜〜 (2020年4月7日 1時) (レス) id: 9cd1e2c3d2 (このIDを非表示/違反報告)
ねうさぎ(プロフ) - きゃーーことりん読んでくれたの照れちゃう！！ありがとう頑張る！ (2020年2月25日 18時) (レス) id: 73373523e6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ねうさぎ | 作成日時：2019年9月8日 20時
