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腕を引かれるまま着いたのはあまり人気のない川沿いだった。階段に2人で座って一息ついた。
赤「はぁ…大丈夫？」
『ん、平気。ありがとね』
こんな態度とっちゃダメだ、ってわかってる、分かってるんだけど、こんなに張りきっておめかししてきたのに、何も言われてないのが悔しくて、いや、切なくて。
うーん…なんとも言えない気持ちだ。やっぱり普段から女の子らしくない私なんてどんなに頑張っても可愛いって言って貰えないのかな。
赤「…A機嫌悪い？」
『え、いや！別に…』
ほら、感の鋭い赤葦にはバレちゃってる。
赤「ごめん、やっぱ2人で並べばよかった」
『いや！違くて…そうじゃ、なくて。』
汗のかいたタピオカの容器の水滴が私の浴衣に落ちる。
赤「あ…えっと、花火大会嫌だったか？」
赤葦は変なとこ鈍感だ。さっきみたいに男らしいとこもあって、バレーしてる姿だってやっぱりかっこいい。かっこいいんだけど、少し抜けててんでもってネガティブ。
まぁ私は女の子らしさすらないんですけども…！
『そうじゃないっ…！嫌だったらこんな格好してこないでしょ…』
下を向いて、また水滴が浴衣に落ちるのが目に入る。
すると、急に暖かくて大きな手が私の頬を覆って横を向かされた。
逃げる隙なんか与えられないまま、赤葦の唇が私の唇と重なった。
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ねうさぎ(プロフ) - 黒髪さん» コメントありがとうございます(><)キュンキュンして貰えて嬉しいです！書いてる作者もキュンキュンしてます（笑）ゆったり更新ですが応援して貰えると嬉しいです！頑張ります！ (2019年8月16日 0時) (
レス) id: 73373523e6 (このIDを非表示/違反報告)
黒髪(プロフ) - いいですねぇ……キュン死ます、更新頑張ってください！ (2019年8月11日 1時) (レス) id: 058440bffe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ねうさぎ | 作成日時：2019年7月27日 23時
