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赤「ほら、佐々原見てみ」
連れてこられた場所は車を停めたところから10分ほど坂を上った場所だった。
『すご…まだ少し寒いのに、こんなに咲くんだね。』
圧巻してしまうほどの桜の大きな木々が、私の目に映る色を一面ピンクにしてしまう。
にしても赤葦先生、なんでこんな所に…これじゃまるでデー…
『ちょ、まって。なんで？！』
私は桜に目を惹かれすぎていて、手を繋いだままだったことを思い出し、急いで振りほどく。
それから少し先生から距離を置いた。
『これじゃ、まるでデート、みたいじゃん。補習しに来たんじゃないの？』
赤「補習だよ？」
『どこが。…変な期待ばっかさせないでよ先生。わたしは、これで……これで区切りつけようと思って覚悟を決めて来たって言うのに…』
私の気持ちで遊ばないでよ、ずるいよ大人は、ほらこうやって私が必死な時も赤葦先生は余裕そうな顔して…
『えっ、』
気がつくと、私は先生の胸の中にいた。
『いや、ちょ。まって、』
赤「色見えで うつろふものは 世の中の 人の心の 花にぞありける」
上から聞こえてきた赤葦先生の声。
赤「意味わかる？」
答えようにも赤葦先生に背中をがっちりホールドされており、喋れないので首を横に振る。
赤「そうだな、じゃあ時間あげるからちょっと考えてみて。」
こんな状況で頭働くか…！と思いつつも懸命に頭を働かして意味を考えた。
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ねうさぎ(プロフ) - 黒髪さん» コメントありがとうございます(><)キュンキュンして貰えて嬉しいです！書いてる作者もキュンキュンしてます（笑）ゆったり更新ですが応援して貰えると嬉しいです！頑張ります！ (2019年8月16日 0時) (
レス) id: 73373523e6 (このIDを非表示/違反報告)
黒髪(プロフ) - いいですねぇ……キュン死ます、更新頑張ってください！ (2019年8月11日 1時) (レス) id: 058440bffe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ねうさぎ | 作成日時：2019年7月27日 23時
