苦労度80% ページ33
そのまま宿題初めて花火大会に誘うタイミングを逃した私は、数学に頭を抱えていた。
『…もう見せてくれても良くない？ノート』
赤「だめ」
赤葦は宿題ほとんど終わってるらしい。強いて言うなら謎に出た担任からの特別宿題。音読。
いや、小学生かよ。謎すぎるわ。
まぁもちろん読むわけはなく、赤葦はその課題の紙に読んだ話の題名と日付、一言を夏休み全日分ある欄を埋めていた。
ちなみにそれは私のも書いてくれている。意外と優しい。
赤「これ書いてあげてるんだから、数学くらい頑張んな」
『あと10問もある』
赤「10問しかない」
渋々シャーペンを持ち直して問題文を読み進める。現在時間は14:00。お昼は申し訳ないが昨日の夜ご飯の残りのカレーを食べてもらった←
何を言っているのか分からない数学の問題文を眺めていると、再び、号砲が聞こえる。
今じゃないか？誘うなら。ないす号砲、ぐっじょぶ号砲。
『あかーーし』
赤「なに？」
『あの。宿題終えられたら、花火大会、行かない？』
再びデートという単語が頭の中に浮かんできて、動揺してしまい、不自然に途切れてしまった。
赤葦の真っ直ぐ見つめてくる視線が恥ずかしくて少し俯く。
赤「…Aから誘ってくれると思わなかった」
もう一度赤葦の方を向くと、少し驚いた顔をしていた。
赤「まぁ、ちょっとだけ、期待してた。言われなかったら俺から誘おうと思ってたよ。うん、行こう。俺も行きたい。」
それから、音読カードで口元を隠しながら言った。でも目元は優しく、あ、嬉しい顔だ、ってわかった。
『そうと来たら宿題終わらせなくっちゃ』
花火大会は電車で6駅くらい先だ。私のペースだと早くても宿題を終えられるのは2時間はかかるだろう。(嫌いな化学も残ってる)
私はさっきよりも集中して宿題に取り掛かった。
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あかりんご(プロフ) - ねうさぎさん» まじですか、お恥ずかしい...ありがとうございます！お互い頑張りましょうね！ (2019年5月15日 22時) (
レス) id: 86a4fa65ec (このIDを非表示/違反報告)
ねうさぎ(プロフ) - あかりんごさん» コメントありがとうございます！とても嬉しいです(;_;)あかりんごさんの作品も拝見します！(>ω<) (2019年5月15日 22時) (レス) id: 73373523e6 (このIDを非表示/違反報告)
あかりんご(プロフ) - 初めまして！素敵なお話ですね〜めっちゃ好みです。更新頑張ってください！ (2019年5月15日 22時) (レス) id: 86a4fa65ec (このIDを非表示/違反報告)
ねうさぎ(プロフ) - Glimさん» コメントありがとうございます！その言葉がとても励みになります…(;_;)頑張ります！ (2019年5月14日 18時) (レス) id: 73373523e6 (このIDを非表示/違反報告)
Glim(プロフ) - この小説めっちゃ大好きデス！更新待ってます!!! (2019年5月14日 14時) (レス) id: f845ec1e4c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ねうさぎ | 作成日時：2019年5月11日 15時
