君の歪んだ愛を望みます桃 (ページ9)

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｢…ね、……あかね｣

『さっくん…？』

｢おはよ。ご飯出来たけど食べる？｣

『うん』

｢じゃ、いこ。｣

『ねぇ、さっくん』

｢なに？｣

『…私さっくんに昔あったことある？』

一瞬目を見開き固まるさっくん

その後すぐ目を泳がす

なんで？

｢忘れていいよ｣

『なんで？私とさっくんの関係って何？』

｢今は…いえない｣

何を隠してるの…

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なんだろ

ご飯味しない

周りを見てもみんな普通に食べてる

なんか

私だけ別の世界にいるみたい

ふわふわする…

岩｢よそ見すんなガキ｣

『あっ、ごめんなさい』

｢照…言い方｣

さっくんと岩本さん?って仲悪いのかな

目｢あかねちゃん、大丈夫？｣

『…へ？』

目｢目虚ろだけど？｣

自覚なかった

でもなんか視界がぼやける

｢あかね？｣

『ちょっと…トイレ行ってくるね』

立ち上がったのはいいものの

体に力が入らなかった

体が言うことを聞かずに

床に叩きつかれる…

岩｢おいっ！！｣

『なんか…私』

そこから

私の記憶は無くなった

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Pink

｢あかね！｣

照が支えてくれたお陰で

怪我はしなかったけど

瞼は重く閉じ

体も脱力しきってる

目｢阿部ちゃん！薬飲ませてあげt…｣

岩｢お前…それなんだ｣

2人は言葉を失ってるようで

振り向くと

阿部ちゃんが瓶に入ってる液体を持ってた

まさか…

｢それなに｣

阿｢簡単に言えば〜毒？笑｣

｢あかねのご飯に入れたの｣

阿｢実験台最近帰ってこないから｣

それから俺は自我を失った

阿部ちゃんに掴みかかり

殴った

とにかく殴った

阿｢記憶…取り戻しそうだった？｣

記憶…

『…私さっくんに昔あったことある？』

彼女は

｢記憶を取り戻しつつある…？｣

阿｢思い出されたくないもの沢山あるじゃん笑｣

岩｢お前流石に悪趣味だぞ｣

阿｢なんで？照毛嫌いしてた癖に｣

阿｢佐久間…もし万が一の事があれば｣

【処分するのは佐久間がしてね】

彼女は絶対に

絶対に

処分させない

お願い

忘れたままでいて

俺に殺させないで…