29(過去) ページ29
それから1ヶ月
ベッド生活を終え
リハビリに入った
その時にはもうみんなも揃っていて
また笑顔で
毎日を送れていた
と
俺は思ってた
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深「らう?」
夜風に当たりたく
病院の屋上に向かった
そこにはラウがいて
フェンスの外にいた
深「危ないからこっちおいで」
焦ることも無く冷静でいたのは
後ほどおかしいことだって気がついた
ラ「ふっか…、俺達助かったんじゃないよ」
深「え?」
ラ「実験台の道具にする為に選抜されたんだ」
深「……、何言ってんだよ」
ラ「俺ね、連れていかれる時目が覚めてたんだ」
ラ「喉駆られたから声出なかったけど」
【今回の実験台は少ないな】
ラ「あの佐久間さんが言ってた」
どうゆう事だよ…
俺達が実験台って…
ラ「腕とか無くしたのも故意的なもの」
ラ「俺達が今勉強してるのってさ」
【殺しの技術なんだよね】
深「らう…、お前少し疲れてんだy」
ラ「俺の親ね。殺し屋だったの」
深「え…」
ラ「今授業してるの道具、全部家にあったよ」
俺達はリハビリの傍ら勉強している
体育・理科・社会・数学
たしかに少し変な授業の内容もあった
でもそれが殺しのものなんで
ラ「調べたんだ、こーじとここの秘密」
向「ここは殺し屋の育成機関」
深「康二…。」
向「それとあの施設その子供たちを集めるための箱」
深「んなわけあるかよ!おれはずっとあそこに居たんだぞ!」
向「たまに大人数が里親に出される時無かった?」
深「大人数…」
あ…
深「3年おきに」
ラ「それが俺たち同様選抜された子達」
向「ふっか。俺たちはここを出る」
ラ「そして復習する」
「「俺たちをこんな地獄に叩き落とした奴らを殺す為に」」
そういった
1週間後
本当に彼らはいなくなった
そして
その1ヶ月後に
佐久間さんは殺された
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作者名:あかねこ | 作成日時:2021年8月15日 13時