君の歪んだ愛を望みます桃 (ページ25)

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少しの疑問も

歩いてれば忘れ

帰宅をする

｢なにしてんの｣

背後からドスの効いた聞き覚えのある声がして

思わず体が固まった

｢佐久間に怒られても知らねぇぞ｣

『しょった…』

渡｢家帰ったらあかねいないから焦ったわ｣

『ごめん…、コンビニ行ってた』

渡｢俺帰ってくるまで待ってろよ｣

『アイス食べたくて…』

渡｢俺の分は｣

『ある…』

渡｢じゃあ許す｣

子供みたいなんだよなたまに

おもわず頬が緩んでしまう

渡｢佐久間に言うぞ｣

『ごめんなさい…っ』

｢今外で何起きてるか分かんねぇんだからさ｣

振り出された手に

思わず身を縮めるが

その手は

私の頭に

ポスッと乗り

少し手が震えてるのが分かった

靴も下を見れば

投げたされてて

急いで探してくれてたんだって…

渡｢アイス溶ける前に食うぞ｣

『うんっ』

＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

渡｢変なやついなかった？｣

とりあえず

向井さんとラウールくんの事は隠しとこう

『うん、何もなかったよ』

渡｢なら良かった｣

暫くするとみんなが帰ってきてきた

渡｢おかえり｣

『おかえりなさい』

｢あかねごめん、部屋行っててもらってい？｣

『…？、分かった』

みんなの顔は少し

複雑そうな顔をしてて

私はここにいて話を聞くべきじゃないって

すぐにわかった

宮｢ご飯の時呼ぶね｣

『うん、待ってる』

･

･

･

私は自分の犯した誤ちを

気づけないまま

部屋に戻るのであった