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Aside
『はぁ。今日は楽しかったなあ〜』
アジトに帰ってきて、私は幸せな気分で自室のベッドに寝転んでいた。
寝返りを打つと、カノさんに買ってもらったカーディガンが目に入った。
そっと生地を撫でると、自然と頬が緩むのが分かった。
そのまま少しウトウトしていると、部屋にノックの音が鳴り響いた。
跳ね起きてドアを開けると、エプロン姿のキドさんが立っていた。
キド｢A、飯ができたぞ｣
時計屋見ると、いつの間にか6時半を回っていた。
『わざわざありがとうございます。お手伝い出来なくてすみません』
キド｢ああ、Aは今日一日中出かけてたんだ。疲れてたろうし、気にするな｣
キドさんは当たり前のようにそう言っているけど、やっぱり罪悪感がすごい。
(明日はちゃんと手伝わないとな…)
そう思いながらキドさんに続いてリビングに行くと、皆席について待っていた。
マリー｢あ、Aちゃんやっと来たー！｣
セト｢おっす！Aさん！｣
カノ｢よし、皆揃ったし、食べよっか！｣
キド｢だな｣
皆｢いただきまーす！｣
・
セト｢でもキド、流石にそれはないと思うっすよー？｣
キド｢そ、そうか？そんなつもりなかったんだが…｣
カノ｢セトの言う通りだよー？｣
皆それぞれのお箸を動かしながら、楽しそうに会話をしていた。
私は会話に混ざる気分でもなかったから、何も考えずにサラダを食べていた。
そしたらいきなり、マリーちゃんが思わぬ話題を私に振ってきた。
マリー｢そういえばAちゃん！カノとのデートどうだったの？｣
『ング！？…ゲホッゲホッ』
トマトが思いっきり気管に入った。
『マ、マリーちゃん…？いきなり何の話？』
お茶を飲んでなんとか落ち着けてから、マリーちゃんに聞いた。
マリー｢え？Aちゃんとカノ、デートしてきたんじゃないの？｣
いや、デート…だけどさ…
天然って怖い…
カノ｢楽しかったよ〜！ね、Aちゃん！｣
『は、はい///』
あああ…顔熱い…
てか、カノさんはなんでそんなに平然とできてるの！？
セト｢楽しかったなら良かったっすけど…カノに変なことされなかったっすか？｣
カノ｢セ、セト！何言ってるの！？｣
カノさん…ホントに扱い酷いなあ…
『何もされてませんよ。むしろ助けてもらったんです』
キド｢何！？何があったんだ！？｣
カノ｢かくかくしかじか｣
キド｢…そいつら殴ってくる｣
『やめてください』
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豆腐ちゃん - スマホのエネじゃなく榎本貴音として出す所に神を感じた！ (2023年3月22日 18時) (
レス) @page49 id: c43eafab12 (このIDを非表示/違反報告)
澪(レイ) - カノ……やっぱりいい…… (2022年9月14日 23時) (レス) @page11 id: 43a4c159cd (このIDを非表示/違反報告)
玖瑠実(プロフ) - ん さん» わあ、ありがとうございます！頑張りましょう！ (2021年12月27日 19時) (レス) id: 0b0a873f46 (このIDを非表示/違反報告)
ん - この作品すごく好きなので続き楽しみにしています！私も受験生なのでお互い頑張りましょう！ (2021年12月27日 5時) (レス) @page43 id: 4910ceac94 (このIDを非表示/違反報告)
ひがん(プロフ) - 私がおすすめするのは「ねこは」って人の腐、よきですよ(*ゝω・*)ノ (2021年4月2日 20時) (レス) id: 1d1bd5d946 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：玖瑠実 | 作者ホームページ：https://twitter.com/reiku_0903?s=09
作成日時：2020年9月6日 22時
