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Aside
皆でご飯を食べて、お風呂などを終わらせたあと、私は自分の部屋に入ってみた。
窓際にベッドと机があり、小さな本棚がおいてあった。
とりあえずベッドに寝転がり、スマホを開いてみた。
(スマホはトリップしてきた時に一緒に持ってきたって設定です！)
なんとなく音楽が聴きたくなって、イヤホンを耳に入れ、夜咄ディセイブを流した。
最初はボーッと聴いていたけど、ふと小説の文を思い出した。
『僕は自分が解らない。
何が好きで、何が嫌いで、何がしたくて、何故ここにいるのか。
僕の本当の中身がどんな奴なのか、さっぱり解らないままでいる。
だから、そんな奴の言うことを信用なんてして欲しくないのだ。
疑って、否定して、何なら壊してもらっていい。
そうしてそこから顔を出した『本当の僕』を、僕は、改めて確認したいのだ。』
それを思い出した瞬間、私の目からは大粒の涙が流れた。
メカクシ団の皆は、このカノさんの気持ちに気づいてたんだっけ？
私は、小説、漫画、アニメの内容を軽く思い出してみた。
…いや、このカノさんの本音ついて話しているシーンは無かったはずだ。
『冴える』について悩んでいた事については話していたけど…
…カノさんは、もう『自分』を確認できたのかな…
…もし、まだ確認できていなかったら？
まだ、独りで苦しんでいたりするのかな…
あの性格だ。まだ何か溜め込んでたりするのかな。
だとしたら、私は……
泣きながらそんな事を考えていると、私はいつの間にか眠ってしまっていた。
・・・ ー ー ー ・・・
朝日と小鳥の鳴き声で、目が覚めた。
昨日音楽をかけたまま寝ちゃっていたせいで、スマホの充電がなくなっている。
ため息をつきながら充電器を差し込み、私はリビングに出てきた。
ちょうどキドさんも起きたところみたいで、少し眠そうにしながら部屋の前に立っていた。
『おはようございます、キドさん！今日は何を作りますか？』
キド｢ああ、おはようA。じゃあスクランブルエッグを作ってもらっても良いか？
俺は味噌汁を作る｣
『はい、分かりました！』
昨日のようにキドさんとお喋りしながらご飯を作っていたけど、頭の中はカノさんの事でいっぱいだった。
なんなら今すぐにでもカノさんの所に飛んでいきたい。
なんて思っていたら、あっという間に朝食を作り終えてしまった。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
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豆腐ちゃん - スマホのエネじゃなく榎本貴音として出す所に神を感じた！ (2023年3月22日 18時) (
レス) @page49 id: c43eafab12 (このIDを非表示/違反報告)
澪(レイ) - カノ……やっぱりいい…… (2022年9月14日 23時) (レス) @page11 id: 43a4c159cd (このIDを非表示/違反報告)
玖瑠実(プロフ) - ん さん» わあ、ありがとうございます！頑張りましょう！ (2021年12月27日 19時) (レス) id: 0b0a873f46 (このIDを非表示/違反報告)
ん - この作品すごく好きなので続き楽しみにしています！私も受験生なのでお互い頑張りましょう！ (2021年12月27日 5時) (レス) @page43 id: 4910ceac94 (このIDを非表示/違反報告)
ひがん(プロフ) - 私がおすすめするのは「ねこは」って人の腐、よきですよ(*ゝω・*)ノ (2021年4月2日 20時) (レス) id: 1d1bd5d946 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：玖瑠実 | 作者ホームページ：https://twitter.com/reiku_0903?s=09
作成日時：2020年9月6日 22時
