裏切り者の柱が忍の世界に紛れ込んだ

48話 ページ50

Aside

A｢えぇ……私そこまで働いていないですし、何も買うつもりは無いですよ…｣

学園長｢そんなに受け取りたくないのか！？…ｺﾞﾎﾝｯそれじゃあ、儂や一年生達に作る菓子の材料でも買うんじゃな｣

A｢学園長先生も食べるんですか？｣

学園長｢だって、儂も食べたいんじゃも〜ん！｣

A｢それはいいですけど…｣

学園長｢…お主はもう少し女の子らしくしていいんじゃよ？｣

A｢ん〜私、そういうものはみんなに貰っていたし、よくわからないですし、ひとつあれば十分なんですよね｣

学園長｢はぁ…とりあえず、なにか儂にもお菓子を作ってくれ！｣

A｢わかりました。それじゃあ、失礼します｣

学園長｢うむ｣

ですが、これだけ貰えたのは初めてですね

少々嬉しいです

お給料がこんなにも少ないなんて！

と言っても、こちらの金銭については何もわかりませんが…

……ダメですね、

かなり眠い…

薬は盛られてませんし……

あ、顔を洗いにまだ行ってませんね…

行きますか






一年｢Aさーん！おはようございまーす！！｣

A｢うん。みんなおはよう｣

しんベヱ｢あれ？今日はお手伝いしないんですか？｣

A｢うん、10日間だけね｣

きり丸｢おばちゃんのご飯はすごく美味しいけど、｣

乱太郎｢Aさんのじゃないと少し物足りないな…｣

A｢そんなこと言わないで？それに、私今日お使い行くんだけど、そこでなにか材料買ってくるからまたお菓子作ってあげる｣

一年｢わーい！｣

団蔵｢Aさんのお給料ってどのくらいなんですか？｣

A｢そんなに貰ってないよ？これぐらい｣

“ｶｼｬﾝｯ”

お金が入った袋を机の上に置いたらみんな驚いたような顔をしていた…

え？なんで？？

虎若｢こんなに貰ったんですか！？｣

A｢多いの？｣

一年｢すごく多いです！！｣

伊助｢そういえばAさんはお屋敷に住み、｣

庄左ヱ門｢大きな部屋に満タンになるほどのお給料を貰っていたんですよね…｣

A｢あらまぁ…｣

庄左ヱ門｢そういえば、お使いに行くと言っていましたけど、道わかるんですか？｣

A｢あ、忘れてたわ…｣

一年｢それなら、僕が案内しまーす！｣

庄左ヱ門｢みんなダメだよ！今日一年生は合同で実技の授業をするために裏々々々山までいくんだから！｣

一年｢忘れてた！｣

A｢大丈夫だよ。匂いとかで何とか町に着くと思うから｣

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