裏切り者の柱が忍の世界に紛れ込んだ

33話 ページ35

Aside

貴方たちの先輩は操られて裏切ったのでしょう？

これだけなら私の方が重罪だ

みんなの優しさに漬け込んで

裏切って、そのままみんなとの生活を送り、

みんなが先に逝ってしまって、

自分が悪いのに、まだ、みんなとの生活を送りたいと思っている

よく、怖い夢を見た時に母様が子守唄を歌ってくれたけど、

今ではそれは私にとって勇気をくれる歌なんだ。

みんなと戦う時、挫けそうな時、みんなが死んでしまった時、よく聞いてた

今ではそれを歌ってから寝なきゃ寝れないくらいだったけど、

ここでは歌わないようにしてるんだ。歌ったらもっと戻りたくなるから

……これで私の過去はおしまいだよ｣

いつの間にかみんな泣いてた


きり丸｢全然違うじゃん！！確かに、あんたは、……Aさんは、自分で裏切って、先輩達は操られて裏切って、そこは全く違うかもしれない！！｣

庄左ヱ門｢けれど、Aさんの話を聞いてたら分かります。Aさんはきっとすごく謝ったのでしょう？僕達は一人目の天女様から1度も謝ってもらってないです。｣

一年｢ごめんなさい！！何も知らず、同じだと決めつけて、殺 そうとして、ごめんなさい！！｣

A｢謝らないで……私は謝られる筋合いはないよ…｣

しんベヱ｢Aさんはあっちの時代で沢山愛されていたのでしょう？なら、こんなに愛されないのは初めてでしょう？｣

彦四郎｢初めてってとても怖くて、足が震えてしまいますよね｣

乱太郎｢Aさんが、ここでの居場所がなくて、ここで誰もAさんが愛されていないんだったら｣

一年｢僕達がAさんのこと愛して、居場所になります！！｣

A｢……ッありがとう。ありがとう…｣

それから数十分みんなで泣いた

庄左ヱ門｢ｸﾞｽｯ…Aさん、Aさんのその、子守唄を聞かせてはくれませんか？｣

A｢うん。いいよ｣

私はオカリナを出して

間奏はオカリナを吹いて、みんなに聞かせた

(作者です！ちなみに、夢主ちゃんが歌ってるのは竈門炭治郎の歌だと思ってください！！)

歌い終わったらみんなが寝てきしまった。

みんなが起きないよう、そっと寝かせてあげて、掛け布団を持ってこようと思ったけど、掴まれて、出来そうにないから…監視の人に頼むことにした

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