ep.34 ページ34
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高校のとき、告白しようとした同級生は、私が知らないうちに、ヨアの彼氏だった。
大学の時好きだったサークルの先輩は、途中でヨアに持っていかれてしまった。
25歳の今。好きになった人はまた、ヨアの彼氏だった。
どうしてこんなにも神様に見放されているんだろう。私、前世で何か悪いことしたのかな。
だってほら、今だって、私はそんな状況に直面している。
「 はい！これベクにお土産！ 」
「 だからー、なんで変な置物しか買ってこないんだよ 」
ねえなにこれ。
私なに見せられてるの？
ベッキョンとヨアがいちゃいちゃしてるとこなんて、世界一見たくない光景なのに。
結局レンタルビデオショップで、ヨアとベッキョンは鉢合わせ、そこに私も居合わせてしまうという1番避けたかった事態に。
しかもヨアが２人にお土産あげたい、とか言ってそのままヨアの部屋に行くことになって、今に至る。
「 はい、これはAに 」
「 ... 縁結び？ 」
「 これを肌身離さず身につけて、Aもいい彼氏つくりなよ〜？ 」
“ ね？ ”と言いながらベッキョンに腕を組むヨア。
そんなつもりないかもしれないけど、ただの見せつけにしか見えなくて。
「 そ、そうだね 」
反射的に目を背けてしまった。
あくまで自然に振る舞うのが今のつとめなのに。
ベッキョンの顔も見れないし、見たくない。だって、見たら絶対泣いてしまう。
さっきまで一緒にいた人が、急に遠い存在になったように感じて、寂しかった、悲しかった。
好きな気持ちを押し殺して、こんな見たくない光景に、嘘な笑顔を浮かべなきゃいけないなんて、私は前世でよっぽど悪いことでもしたんだろうな。
「 あ、ベク、それからね .. 」
「 あ、私、ちょっと急用思い出しちゃった、ごめん帰るね 」
ヨアがベッキョンに話しかける前に、どうしてもこの場から離れたかった。
もう嫌。こんなの辛いだけ。
ベッキョンがいればそれでいいだなんて全くの嘘。
自分のものじゃないなんて、こんなに辛いんだもん。
「 えー、Aにも話したいことあるのにー 」
「 あはは、ごめんねヨア、明日聞くよ。お土産もありがとう 」
彼の顔も見ずに、声も聞かずに、ただ同じ空間から逃れたい一心で足早にヨアの部屋を出た。
ここで追いかけてきてくれるほど、彼は強くないのも知ってる。
ねえベッキョン、ほんとに期待してていいのかな。
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ちなり 。(プロフ) - ゆなさん» コメントありがとうございます◎そうなんですよね、、私も自分でベクメインにしたくせにチャニョル落ちも惜しくなってきてます、、！今後の展開にも迷ってます、、 (2018年9月30日 14時) (
レス) id: 88d1407a14 (このIDを非表示/違反報告)
ちなり 。(プロフ) - かのんさん» そんなそんな(;_;)ありがとうございます、！もうそれだけで頑張れます！ありがとうございます(;_;)(;_;) (2018年9月30日 14時) (レス) id: 88d1407a14 (このIDを非表示/違反報告)
ゆな(プロフ) - お疲れ様です!!ベクペンだけど、チャニョルと幸せになってほしいな〜 (2018年9月30日 13時) (レス) id: 2f6c46c71c (このIDを非表示/違反報告)
かのん(プロフ) - ちなり 。さん» いえいえ！お忙しいのに更新してらっしゃってすごいと思うので気になさらないでください！更新を楽しみにしています！ (2018年9月30日 8時) (レス) id: 7904d62c28 (このIDを非表示/違反報告)
ちなり 。(プロフ) - かのんさん» わああ 嬉しすぎますありがとうございます(;_;)そしてたくさん待たせてしまって本当に申し訳ないです、なのにずっと読んでくださりありがとうございます(;_;)(;_;)更新ぽんぽんできるように頑張りますので、今後もよろしくお願いします、！ (2018年9月30日 0時) (レス) id: 88d1407a14 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちなり 。 | 作成日時：2016年12月11日 21時
