ep.30 ページ30
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「 ………… と、まあ、こんな感じ、かな」
全てを話終えた頃、時刻は21時を回ろうとしていた。
話終えても、言葉を発さないチャニョル。
びっくりしたよね、こんな話。
「ごめんね、こんな話聞かせちゃって」
「…… あ、あぁ、いや、俺から聞かせてって言ったんだし」
ふぅ、とひとつ、息を吐くと、それにしても、と話を続けるチャニョル。
何言われるんだろう、ってちょっと怖かった。
「漫画みたいだな、特にベクがエレベーター降りたAを追いかけるとことか」
ちょっとばかにしたように、面白そうに笑われた。
ベッキョンの頬が赤くなっていくのがわかって、可愛いなと思う。
やめろよー、と言うベッキョンに、からかい続けるチャニョル。
ほんとに仲いいんだなあ。
「聞かせてくれてありがとう。俺は応援するよ、２人のこと」
にこやかな笑みが向けられる。
素直に嬉しくて、ありがとう、と返す表情にも笑みがこぼれる。
さっきまでからかわれたベッキョンも、穏やかな顔つきで、ありがとう、と。
「よし、乾杯でもするか！」
「なんの乾杯だよ」
「いいだろー、こういうときはパァーッとさ」
はいはい、と半ばつられたように返事をするベッキョン。
本当に仲いいんだなあと、なんだかほっこりしちゃう。
「あ、やべ」
キッチンから、彼の声が聞こえて、どうしたんだろうと顔を覗かせる。
「ベッキョン？」
「ビール２本しかなかった」
「あ、ほんとだ」
冷蔵庫を覗くと、ドアポケットには、ビール缶が２本。
２本を３人で分けてもいいんだけどなあ。それじゃだめなのかな。
「俺買ってくる」
「いいの？」
「すぐそこだし、大丈夫だよ」
「ありがとう」
財布とケータイを持って、部屋を出る彼。
チャニョルは、テレビから流れる人気バラエティ番組を見て楽しそうに笑ってる。
「あれ、ベクは？」
「ビール２本しかないって言って買いに行ったよ」
「うわ、ごめん。俺行けばよかったな」
「お客様なんだし、いいんじゃない？」
「じゃあ … そういうことで」
ふざけたように子供みたいに無邪気な笑顔を見せたチャニョル。
こういうの、女の子弱いよね。うんうん、わかるわかる。
こりゃあモテるわけだ。
人が良くて、営業成績もよくて、その上このルックス。
「 A、ベクとのことだけどさ、」
ぼーっとしてて反応が遅くなった。
急に切り出されたベクのこと。妙に緊張感が走るのを感じた。
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ちなり 。(プロフ) - ゆなさん» コメントありがとうございます◎そうなんですよね、、私も自分でベクメインにしたくせにチャニョル落ちも惜しくなってきてます、、！今後の展開にも迷ってます、、 (2018年9月30日 14時) (
レス) id: 88d1407a14 (このIDを非表示/違反報告)
ちなり 。(プロフ) - かのんさん» そんなそんな(;_;)ありがとうございます、！もうそれだけで頑張れます！ありがとうございます(;_;)(;_;) (2018年9月30日 14時) (レス) id: 88d1407a14 (このIDを非表示/違反報告)
ゆな(プロフ) - お疲れ様です!!ベクペンだけど、チャニョルと幸せになってほしいな〜 (2018年9月30日 13時) (レス) id: 2f6c46c71c (このIDを非表示/違反報告)
かのん(プロフ) - ちなり 。さん» いえいえ！お忙しいのに更新してらっしゃってすごいと思うので気になさらないでください！更新を楽しみにしています！ (2018年9月30日 8時) (レス) id: 7904d62c28 (このIDを非表示/違反報告)
ちなり 。(プロフ) - かのんさん» わああ 嬉しすぎますありがとうございます(;_;)そしてたくさん待たせてしまって本当に申し訳ないです、なのにずっと読んでくださりありがとうございます(;_;)(;_;)更新ぽんぽんできるように頑張りますので、今後もよろしくお願いします、！ (2018年9月30日 0時) (レス) id: 88d1407a14 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちなり 。 | 作成日時：2016年12月11日 21時
