ep.19 ページ19
Baekhyun side
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無理させてきたのは十分わかっていた。
Aよりも、ヨアを優先してきてしまったことがいつも、気になっていた。
だから昨日、ヨアが日本旅行に行くことを知ってすぐ、Aのことが頭に浮かんだんだ。
ヨアがいない間は、ずっと一緒に、って。
誘ってみれば、電話越しにも伝わった彼女の高揚感。俺だって、その日の夜は、まるで遠足前の子供のようにわくわくしていた。
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「きれいだねー … 」
隣でイルミネーションを見つめるAが、いちばん綺麗だと、素直に胸が高鳴る。
そんなくさいセリフも、簡単に言えたらいいのに。
いつも恥ずかしさに負けて、言えやしない。
「ベッキョン、人増えてきたね」
繋いでいた手にぎゅっと力が入ったのがわかる。
確かにさっきより人が増えてきていて、にぎやかになっていた。
イルミネーションも、ひと通り見終わった頃だし。
「そろそろ行こうか」
「うん。なんか甘いもの買って帰ろう」
繋ぎなおした手のぬくもりを大事に感じていると、歩き出してすぐ、Aが立ち止まった。
「A？なんかあった？」
まっすぐ前を見つめたまま、こくこくと頷く彼女。
視線の先に目をやっても、特に何もなく …… なかった。
明らかに１人だけ目立つ長身。
持ち前のビジュアルの良さもあってか、人の多い中でもすぐわかるその人物。
「「チャニョルだ」」
重なった声。同じ名前。
Aは不思議そうな顔で俺を見つめている。
俺もたぶん全く同じ表情なんだと思う。
「ベッキョン、チャニョルと知り合い？」
「大学のときの友達だけど …… Aも？」
「会社の同期だよ。すごいね、偶然だ」
急に見つかった繋がりが嬉しいのか、Aは、俺とチャニョルを交互に見ては嬉しそうににこにこしている。
「ベッキョン、チャニョルね、私たちのこと知ってるんだ」
「… あ、っと …… え、そうなの？」
あんまり普通に言うから、最初はうまく飲み込めなかった。
「それって … Aが教えたの？」
「ううん。この前、２人でご飯食べに行ったでしょ？そのとき私たちのこと見かけた、って」
「そっ、か」
チャニョルが俺たちを見かけた、という日から、２週間が経っている。
その中で、ヨアに全くバレてはいなかった。
「チャニョル、黙っててくれてる」
バレるバレないよりも。Aのチャニョル呼びが、気になって仕方なかった。
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ちなり 。(プロフ) - ゆなさん» コメントありがとうございます◎そうなんですよね、、私も自分でベクメインにしたくせにチャニョル落ちも惜しくなってきてます、、！今後の展開にも迷ってます、、 (2018年9月30日 14時) (
レス) id: 88d1407a14 (このIDを非表示/違反報告)
ちなり 。(プロフ) - かのんさん» そんなそんな(;_;)ありがとうございます、！もうそれだけで頑張れます！ありがとうございます(;_;)(;_;) (2018年9月30日 14時) (レス) id: 88d1407a14 (このIDを非表示/違反報告)
ゆな(プロフ) - お疲れ様です!!ベクペンだけど、チャニョルと幸せになってほしいな〜 (2018年9月30日 13時) (レス) id: 2f6c46c71c (このIDを非表示/違反報告)
かのん(プロフ) - ちなり 。さん» いえいえ！お忙しいのに更新してらっしゃってすごいと思うので気になさらないでください！更新を楽しみにしています！ (2018年9月30日 8時) (レス) id: 7904d62c28 (このIDを非表示/違反報告)
ちなり 。(プロフ) - かのんさん» わああ 嬉しすぎますありがとうございます(;_;)そしてたくさん待たせてしまって本当に申し訳ないです、なのにずっと読んでくださりありがとうございます(;_;)(;_;)更新ぽんぽんできるように頑張りますので、今後もよろしくお願いします、！ (2018年9月30日 0時) (レス) id: 88d1407a14 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちなり 。 | 作成日時：2016年12月11日 21時
