魔法学園の魔法少女

Ｃｈａｐｔe r０，プロローグ ページ2

ここは私立魔法学園。

世界でも１，２の歴史と伝統を誇る、魔法専門の小学校だ。

また、ここは試験がかなり難しく入れる子供が少ないため、児童数の少なさでもトップクラス。

今日は、そんな私立魔法学校の入学試験の日だ。
　
　大人１０人分ほどの高さのある門を潜り、親に連れられたくさんの子供が入ってくる。
　
　その中に、他とは違い１人で学校に入ってくる綺麗な薄紫色の髪をした少女がいた――――。


Ｃｈａｐｔｅｒ０，プロローグ


　 少女の名はアンフィル。

親は仕事で遠い国に行っているため、家ではいつも一人ぼっちだった。

そんなある日、母親が帰ってきてアンフィルに言ったのだ。

　「アン、私立魔法学園って学園の試験を受けてみない。そこなら寮にも入れるし、いい所よ。」

　母の名前はファロ。

１４年前に卒業した、私立魔法学園のれっきとした元生徒だ。

　その母が言うのだから、それは間違いないのだろう。

　真面目なアンフィル―愛称アン―は、その言いつけを守り、今日に向けて必死に魔法を学んできた。

そして、ついに今日を迎えたのである。

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