言えない。 (ページ1)

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言ページ1

夢主side
〜体育館裏〜
ドガッボコッ
生徒1「お前ほんと調子乗りやがってよぉ!!」
バキッ
他生徒「「「wwwwww」」」
『.......』
痛い。やめてよ。誰か助けて。

それすら声に出せない。もう体中が痛い。

見ての通りいじめが始まってもう数ヶ月は経っている。

友達以外のクラスメイトは誰も助けてくれない。

いわゆる見てみぬふりってやつ。

『......(痛い)』

そんな事を考えてたら、気づけばいじめっ子はいなくなってて。
声の代わりに口から溢れ出た自分の血が夕日に照らされている。

......僕は喋れない。昔から、喋りたくても喋れなくて。
せっかく話しかけてくれても、反応できなくて。

友達も中々増えなかったけど、今は1人だけ親友がいる。

A「....あっ！大丈夫!?」
その親友がAちゃん。丁度今帰ろうとしてたのかな。
ごめんね。いつも迷惑かけちゃって。

.....なんて伝わるわけ無いか...。
A「....本当にごめんね。...委員会の仕事.早く終わらせたはずなのになぁ...。」
いいんだよ。だっていじめられる僕が悪いから。

君は何も悪くないよ。
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