【加速しまくる】全員頭弱かった。【勘違い】 (ページ10)

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勘違いが加速して止まらない。ページ10

「.......三日月の兄上、あの方についてはどう思わるるか？」

ふと同室の小狐丸が尋ねてきた

昨夜きた審神者見習い

俺は正直見習いが来ることによって主が俺に構ってくれなくなる....と思っていたが、それは杞憂のようだった。

見習いは短刀たちが構っている。
逆に俺は今までより主に構いやすくなって大勝利だ。

「...周りの気遣いも心得ていて美しいと思うぞ」

そう素直に述べると、小狐丸は嬉しそうに頷いた

小狐丸「やはり！兄上様ならそうおっしゃると思いました！」

予想以上に声をあげて喜ぶ小狐丸

もしや....こいつ.....

「はっはっは、.....お前にも春が来たんだな....」

小狐丸「おや？てっきり私は兄上がライバルかと...」

「よいよい、俺はあいつよりも、大切な人がいるからな。応援してるぞ」

小狐丸「いやはや驚きましたが...それはそれは心強い。」

まぁ実のところ、小狐丸はてっきり主のことを好いてると思ってたが....俺の思い過ごしか

まぁ俺としてはライバルが減ってやりやすくなったな。

「この三日月、可愛い弟の為人肌脱ぐか」

小狐丸「！...兄上、そんなに積極的に協力してくれるとは...!」

「ははは、この兄上に任せろ。必ずやお前に最上の歌を届けよう」

小狐丸が見習いのことが好き、か....
他にライバルが多そうだな

悩みながら廊下を歩いていると、目的の人物が目に写った

「おお、これは見習い殿ではないか」

俺が声をかけると、恥ずかしそうに顔を赤らめる見習い

はっはっは、愛らしいな

葉月「あの、何か御用で...?」

上目遣いでのぞき込む見習い

「ちと相談があってな...好いた女子に好かれるにはどうしたものがよいのだ？」

小狐丸のライバルに聞かれるとまずいから見習いの耳元でそう囁いた

するとみるみる顔を真っ赤にさせて「もう！」とつけ返された

なぜだ？

葉月「今ので、十分です。....返事が聞きたければ、今夜想い人の部屋に....」

なるほど、そう簡単には教えんと

これはいい事を聞いた、早く小狐丸に伝えなければ...!

「あいわかった。手間を取らせてすまんな」

葉月「いえ...お待ちしております」

ところで見習いは何故終始顔が赤いんだ？.....ハッ、これはもしかして

小狐丸、よかったな脈アリだぞ！！()