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TH「ばあちゃんが言ってた。これは僕の家に古くから伝わる絵本。この子は本当にいて、いつか僕らを救ってくれるんだって。」
ひやりとする。
なぜテヒョンの家に伝わる絵本に私が描かれているのだろうか。
なぜ私がいることを知ってたんだろうか。
私の存在を知ってる人なんて街の中に1人もいるはずないのに。
『...救う...。』
TH「しかも僕たちが会うのはこれで2回目！」
『え？2回目？』
テヒョンが絵本をパタン！と閉じて立ち上がる。
どういうことだ。私はあなたに会ったことも、見たこともないのに。
TH「違うかと思ったけど、やっぱりそうだった。3年前僕は君に助けられた。その調子じゃ、覚えてないね。」
助けた？私が？3年前？
『ど、どういう、、』
TH「3年前の冬、国境を無断で超えてきてた山賊に殺されそうになったんだ。」
...あ。
TH「すると、大きな黒い槍を持った女の子が周りの木を操ってその人たちを倒してた。」
思い出した。
あの時、いかにもこの国の人じゃなさそうな人達が森で騒いで、荒らしていた。
すぐに分かった。異国の山賊だと。
...でも、男の子を守った記憶はない。
TH「びっくりした。絵本で見たまんまの姿だったから。僕は必死に隠れてたから、君には見えてなかったんだね。」
『...そう。それで私のことを知ってたのね。』
TH「一瞬の出来事だったけど、よく覚えてるよ。ずっとお礼が言いたかったんだ。」
『そんな...』
テヒョンがフワッと笑う。
TH「ありがとう。助けてくれて。」
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@mi(プロフ) - ワクワクする内容で続きが気になります😭更新楽しみにしてます！ (2022年1月16日 15時) (
レス) @page49 id: 566a274db8 (このIDを非表示/違反報告)
shiropaka(プロフ) - 茜さん» わぁ！！ᯅ̈՞ ՞茜さまご拝見して頂きありがとうございます。そんな風に思って頂けるなんて感無量でございます！ファンタジー系が私もほんとに大好きでつい入れてしまいました...笑 まだまだ至らない点もありますが、是非楽しんで下さいね！ (2021年11月25日 22時) (レス) id: a3457968ab (このIDを非表示/違反報告)
茜(プロフ) - ファンタジーなお話しが大好きなのでBTSで読めることがとても嬉しく、楽しくて一気に読ませていただきました！続き楽しみにしています！剣を降るジョングク、きっとすごくかっこいいですよね！ (2021年11月25日 13時) (レス) @page25 id: 14d58fc984 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：shiropaka | 作成日時：2021年11月23日 18時
