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残酷だ ページ1

異能力「独リボッチノ世界」。


少女はそう呟いた。

同時に、何も変化が無いと疑問に思ったが間違いだった。






ジ「体が、動かないッ!?」






目と口は多少動くが、他は指先までピクリとも動かすことが出来なかった。

これが少女の異能か?体の主導権を奪う力?



バンッ!!もう一回銃声が響いた。



ヒュンっと左頬に紅い線が走る。銃弾が掠ったのだ。

少女は態と外した。






水無月「貴方の考えは概ね間違いではないでしょう。

付け足すならば、此方の異能の対象は人間だけでは無いという点。
けれど、今この場では貴方以外に使えないので相手を自由に操る異能と大差ないですね。」



ジ「…成程、漸く納得出来た。何故貴女が此処迄来れたのか。」






少女の異能に気を取られて彼は気づいていなかった。

少女が、自分の心の声を直接聞いているのではないかと言う程、彼の内側をを見透かしている事に。






部下の実力は一番理解している。屈強なあいつらが幼き少女に後れを取るはずがない。

更に乃公たちはサクノスケを全力で迎え撃つために罠迄念入りに張っていた。

だのに、目の前の少女には傷一つないっ。





ジ「一つ聞きたい。」



水無月「はい、何でしょう?」



ジ「此処にたどり着くまでに待ち構えていた仲間をどうやって殺した?」






一番聞きたい事。一番聞きたくない事。

予想はしている。想像している。予感がする。

恐らくこう答えるだろう、と。






水無月「殺し合いをしてもらいました。」






無慈悲に無情にそう答えるだろう、と。

きっと初めから→



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ハルモグ(プロフ) - 続きが出るのを今か今かと待っていました!今回もすっごく素敵でした!これからも頑張ってください! (2019年6月12日 2時) (レス) id: 5ac9ba810b (このIDを非表示/違反報告)
金糸雀 - 続き待ってました!これからも頑張ってください。 (2019年4月23日 18時) (レス) id: 359e27b0ea (このIDを非表示/違反報告)
カゲロウ(酸性) - 面白かったです!更新頑張ってください! (2019年3月20日 18時) (レス) id: 26ee7c4c14 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:神無月 | 作成日時:2019年3月20日 0時

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