双子の友達 ページ6
姐さんとミナと三人でお茶を楽しみながら、話をしていると
ボーンボーン
と、振り子時計が鳴った
針は4時を指していた
ミナ「姐さん、これから行くとこあるから、今日はこれで終わり」
紅「なんじゃ?用事があったのかえ?
残念じゃのう」
カナ「姐さん、今日のお菓子、美味しかった。
また食べたい」
紅「ふふ、そうか、気に入ったか。また今度用意しておくからな」
「「ありがとう、姐さん」」
姐さんは笑顔で手を振り、「またおいで」と言って見送ってくれた
______
ポートマフィア本部の長い廊下を二人は手を繋いで歩いていた
目隠しは二人ともしていなかった
カナ「ミナ、鏡花、何処にいるの?」
ミナ「地下の座敷牢の中。座ってる」
鏡花の写真を見ながら、異能を使い、鏡花の居場所を探したミナ
ミナ「早く行こう」
カナ「うん」
_______________
地下の座敷牢
コツコツと二人の足音が静かに響く
その足音がある座敷牢の前で止まる
「「鏡花、遊ぼう」」
声を掛けられた少女はピクッと反応し、顔を上げる
鏡「ミナ、カナ」
牢の鍵を開けて、中に入り、二人で鏡花の手を引っ張り立たせる
ミナ「今日は手鞠を持ってきた」
カナ「早く、早く、遊ぼう」
二人の言葉に鏡花は年相応の笑顔を浮かべながら「うん!」と返事をした
二時間ほど、三人は手鞠で遊んだ
ミナ「もう時間だから、今日はここまでにしよう」
その言葉を聞いて少し落ち込む鏡花
カナ「鏡花、鏡花、また遊ぼうね」
カナの言葉を聞き、鏡花は顔を上げ、
鏡「うん!また遊ぼう」
と、笑顔で言った
「「バイバイ、鏡花」」
鏡「またね」
二人は座敷牢から出て行く
二人は自分たちの部屋に戻る途中、
カナ「ミナ、次はお菓子、持って行こう」
ミナ「うん。そうだねカナ、そうしよう」
二人は次に会うときに持って行くお菓子の相談をしていた
数日後、人虎捕獲のため鏡花は爆弾をつけて、電車に乗った
「またね」の約束は果たされることがなかった
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毛玉 - まっまさか……双子の正体は…神話せいぶ((( (2022年9月5日 20時) (レス) id: a1085e8c77 (このIDを非表示/違反報告)
神無月(プロフ) - かかおまめさん» コメントありがとうございます!他の小説ばかり更新してて済みません。ちゃんとこの作品も忘れてません!次は1ヶ月も空かないよう、気をつけます! (2018年4月2日 21時) (レス) id: 6bd3f9b374 (このIDを非表示/違反報告)
かかおまめ - 凄く面白いです!!続き楽しみにしてます。更新頑張ってください! (2018年4月2日 20時) (レス) id: cfa6369292 (このIDを非表示/違反報告)
神無月(プロフ) - ちょこぱさん» コメントありがとうございます!緩やかな更新ですが、これからも読んでくれると嬉しいです。 (2018年3月4日 12時) (レス) id: 6bd3f9b374 (このIDを非表示/違反報告)
ちょこぱ - 双子ちゃんが可愛い…だと?!アッアッ、面白いです!更新、頑張ってください!! (2018年1月27日 23時) (レス) id: 06e6d3ca77 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:神無月 | 作成日時:2017年10月22日 22時