カバン（目黒/道枝）11 ページ18
お仕置きの途中で褒めてくれる目黒くんの優しさに触れて
勝手に触ったり隠したりしたあかんかったって反省の気持ちでいっぱいになって
更にボロボロ涙がこぼれる
「ぅ…ふぇぇ…ごめんなさいぃぃ…」
「ん、反省できたんだよね？えらいえらい」
「次、布団たたきね、結構痛いからね？頑張って耐えてね」
そんなん言わんとって！！
痛いとか聞きたなかったし…ぅぅ…
そう思いながらも壁に手をつく
「ん、いくよ？そうだね、反省できてそうだし、これ痛いから3回にしといてあげるね？」
えっと…喜ぶとこ…なんかな？？
いやいや、でも痛いって言ってるし…？
うーん？お礼言っとくとこ？？
「あり…がとうございます？？」
「ははは、そうだね、どんな反応していいかわかんないよね、ごめんごめん(笑)」
「ん、いくよ？痛いからね？ちゃんと姿勢保つんだよ？」
「…はい」
ヒュン…ビシィィィィィッッッッ！！！！
「っっっっっっっ！！！！！いっっっっっっ！！！！」
思った以上に痛くて声もでえへん
壁に手ついたまま壁バンバン叩いて足どんどん踏み鳴らしてなんとか姿勢を維持したけど
あまりにも痛くて更に涙がポロポロと零れ落ちる
ぅぅ…痛いぃぃぃぃぃっっ！！！！
「後2回ね、頑張って」
ヒュン…ビシィィィィィッッッッ！！！！
ヒュン…ビシィィィィィッッッッ！！！！
「っっっっっっ！！！！っっっっっあぁあぁあっっっっ！！！いだあああああああっ！うわああああああん！」
崩れそうになる姿勢を必死で壁に爪立てて壁押して足バタバタさせてなんとか維持する
痛い痛い痛い痛い痛すぎるっ！！！
ぅーこれで終わり？？
そう思って目黒くんの方を伺う
「あっ…」
目黒くんが何かに気づいたように声を発する
あ？あって何！？
「んー後これもあるの忘れてた」
目黒くんがそう言って出したのは木ベラ
あぁぁぁ…そういえばこれもあった…
でも、もう俺ほんま無理やねんけど…
お尻痛すぎて姿勢崩さんと耐えられる自信なんてない
「そんな助け求める仔犬みたいな顔しないでよ(笑)これで終わりだからさ」
え？俺、どんな顔してた？？
「うわっ！？」
急に抱えられたかと思うと椅子に座った目黒くんの膝にうつ伏せに乗せられる
目黒くんは俺の腰を押さえながら言う
「これで5回で終わりね。最後だからちょっと痛くするよ？」
いーやーやーーーーー！！！
無理無理無理、もうめっちゃお尻痛いのにっ！
とは思うけどそんなん言えるわけない…
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作者名：すずな | 作成日時：2023年12月11日 11時
