カバン（目黒/道枝）8 ページ15
「お尻逃げてるよ、ちゃんとする」
バシィィィィィィィィィィッッッ！
「いっだああああああああっっ！！ふえぇぇ…」
お尻の下の方ブラシで叩かれて一気に視界がぼやける
「次はこれ、パドルっていうんだよ？羽子板みたいだよねぇ？」
あ、大橋くんも持ってためっちゃ痛いやつ！
いややいややっ！
ほんま怖くてギュっと目をつぶる
バシィィィィィィィィィィ！バシィィィィィィィィィィ！バシィィィィィィィィィィ！バシィィィィィィィィィィ！バシィィィィィィィィィィ！
「っっっっっ！！！ひぃっ……い、いだいっ！いだいっ！ご、ごめんなざいぃぃっ！ふぇ、いやっ！うわあああああああああん！」
あのめっちゃ痛いやつでお尻の下の方ばっか連続して叩かれてもうほんま我慢できんくて声を上げて泣いてお尻を隠す
「あ、こら、お尻かばっちゃだめでしょ？」
「ふぇ、だ、だっで、いだいぃぃっ！もう無理っ！もう無理ですがらああぁっ！！」
「そうだねぇ、痛いよねぇ、大分赤くなったからね？」
そう言いながら目黒くんは俺の手をお尻からどけて俺の背中でまとめて押さえつける
「あっ！い、いややっ！」
「だーめ。お尻かばったらダメってわかってるでしょ？ちゃんと我慢して反省する」
「お尻かばった分回数増やすよ」
バシィィィィィィィィィィ！バシィィィィィィィィィィ！バシィィィィィィィィィィ！バシィィィィィィィィィィ！バシィィィィィィィィィィ！
「いっっっっ！！！ひっっ！い、いやああああああっ！！いっだああああああああああ！うえええええん！」
お尻の下の方の真ん中の同じ位置だけを正確に狙って叩かれて
もうほんま痛すぎて足は無意識にバタバタしてまうし
手もお尻をかばいたくて動かそうとしたけど
しっかり目黒くんに抑えられてて全然動かされへん
「うっ、うぅ…ふぇ…いだい…」
「んーっと後の道具は…膝じゃなくて壁に手ついてもらおっかな」
「え…」
無理無理無理！
膝の上でももう我慢できひんくらいお尻痛いのに
壁に手つくってことは自分で痛いの我慢して姿勢維持せなあかんってことやろ？
絶対できひん…
「ふぇ…無理ですからぁ…膝にしてください…」
「ダメだよ」
「だ、だってぇ〜…ぅぅ…俺もう…っく、お尻めっちゃ痛いし…ふぇ、姿勢ちゃんとしたまま、ぅぅ…我慢とか…できないですもん…」
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作者名：すずな | 作成日時：2023年12月11日 11時
