魔法少女ワンダーガールズ！ (ページ5)

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魔法少女爆誕？！[4] ページ5

『さあ怪物！わたしが相手よ！』

…って、このコンパクトどう使うの？！

ミクはコンパクトが教えてくれるっていってたけどこれうんともすんとも言わないよ？！

わたしが戸惑っていると、コンパクトは急にパァっと光出した。

その瞬間、私の脳裏に突然言葉が浮かんだ。

『メイクアップ・ショータイム！！』

考える暇もなくわたしは浮かんだ言葉を口にした。

より一層コンパクトの光が強まったかと思うと、コンパクトはステッキに変形した。

自分の身長より少しおっきいくらいのステッキ。

それを手に取った瞬間、何かあたたかい力が体に流れて来るような気がした。

『永遠(とわ)に続く幸せ！ワンダーイエロー！』

なんか…体が勝手に名乗っちゃった！

「ｸﾞｵｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｯｯｯ!!!」

怪物の咆哮が響く。

それと同時にわたしは地面を蹴って空へ飛んだ。

魔法の力か知らないけど思ってた以上に飛び上がってしまい、少しひよる。

空中で体勢を整え、
怪物の脳天目掛けて________

『えいっ！！』

ステッキを思い切り振って叩く。

『ハピネス・ハッピーエンド！！』

そう叫んで浄化技を出す。

ステッキから光の束が飛び出し、怪物を包み込む。

「ﾒﾃﾞﾀｼ､ﾒﾃﾞﾀｼ……」

そう言って怪物はキラキラと消えていった。
そのキラキラが、怪物が破壊したものを元通りにしていく。

ステッキも縮み、ころんとコンパクトに戻る。

ふう…終わった…？

ミク「よくやったね、A」

『わ！！？』

スマホから、ミクのホログラムが！！！！

ミク「やっぱり、Aならやってくれると思ったよ。

これからも、その調子でよろしくね」

『え…あ、うん』

つい反射で返事をしてしまう。

ミク「そうだ、こっちのセカイには[UNTITLED]って曲を再生してもらえればいつでも来られるからね。

何かあった時は、いつでもおいで」

そう言って、ミクはスマホに消える。

確かに、UNTITLEDはミュージックアプリにダウンロードされていて、片手にはコンパクトを握っている。

転校初日、わたしはとんでもない事に巻き込まれてしまったのかもしれない。