魔法少女ワンダーガールズ！ (ページ30)

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救出大作戦！[3] ページ30

『Aちゃ……ん、？』

そこにいたのは確かにAだった。

『Aちゃん？大丈夫？』

だが、こちらの問いかけには反応しない。

グリーン「…Aに何をしたの」

ミク「別に何も？ただちょっと、いい子にしてあげただけだよ。ね、A？……やりな。」

そう言った瞬間、Aちゃんはこちらへキックしてきた。

『？？！！…Aちゃん？！あたしだよ？えむだよ！？』

ミク「Aって誰のことかなーーーっ？ねえ、A？？」

グリーン「A…？」

ミク「そう！Aちゃんは今日からアタシの可愛いAちゃんになりました！」

『嘘っ！！！ねえ、あたしのこと、覚えてないの？！』

ミク「覚えてるわけないじゃない！もうAじゃないんだから！アハハハハッ！」

グリーン「Aっ…！」

Aちゃんは容赦なくこちらへ攻撃してくる。

『ねえ！Aちゃん！あたしのお話きいて！Aちゃん！！』

Aちゃんの瞳には光が無く、感情すらも読み取れない。

ミク「フフフッ、ねぇさっきの強いワザやれば元に戻るんじゃないのー？？あ、傷ついちゃうかな？！消えちゃうかなぁ？！」

『っ……！』

確かに、さっきかいじゅうさんに通じた攻撃ならAちゃんにも効くのかもしれない。

でも、もし戻らなかったら？

戻ったとしても、体とかに傷をつけてしまっていたら？

かいじゅうさんみたいに消えちゃったら________？

不安が押し寄せてくる。

ここままじゃ、Aちゃんを元に戻すことはきっとできないだろう。

グリーン「ピンク、」

グリーンの声で我に返る。

グリーン「私に、考えがあるの。」