魔法少女ワンダーガールズ！ (ページ16)

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緑色の仲間[3] ページ16

『永遠(とわ)に続く幸せ！ワンダーイエロー！』

えむ「満開に咲く笑顔！ワンダーピンク！」

衣装が前に作ったものに変わり、一段と戦いやすくなった、が。

『わわっ』

この大きさは相手したことがない上、今まで戦ってきた相手よりも格段と強い。

ピンク「ハピネス・ワンダフル！！！」

ピンクが浄化技を出す。

「ｸﾞｧｰｫｩｰｰｰ」

ﾋﾞｼｯ

ピンク「ひゃわわ！跳ね返されちゃった！！」

『嘘っ、浄化技が効かないなんて…きゃ！！』

ピンク「イエロー！…っわあ！！！」

ベジッと怪物のしっぽに弾かれる2人。

向かいの壁にぶつかり、弾かれた勢いがおさまった。

『いっ、つつ…』

ピンク「背中がズキズキギューーンで頭がぐわぐわガーンだよ〜」

一応変身しているので、身体は小さい傷だけで済んだ。

だか、痛いものは痛い。

ズキズキとした痛みに襲われ、なかなか立ち上がれずにいる。

これみよがしに怪物は近づき、踏み潰そうと片足を上げた。

ピンク「わ、わわっ！ぺちゃんこになっちゃうよ〜！」

『でも…痛すぎて動けない…っ』

絶体絶命！！

と、思ったその時

？？「だ、だめっ…！！！！」

2人の前に立ちはだかる人物がいた。

『ね…寧々ちゃん？！』

そう、寧々。

2人が変身した所も、怪物にやられそうな所も、全て店の中で目撃してたのである。

寧々「大事な…友達を…傷つけないで…！」

恐怖からか、足や声は震えている。

ピンク「寧々ちゃん！危ないよ！！」

『そうだよ！わたし達はいいから早く逃げて！』

しかし、寧々は2人の呼びかけに応じようとせず、俯いて黙ったまま立ちはだかっていた。

『寧々ちゃ…っ』

ぱた、ぱたと地面が濡れる。

寧々は泣いていた。