魔法少女ワンダーガールズ！ (ページ11)

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手作り衣装と新しい友達[3] ページ11

放課後。

えむちゃんに連れられて神高まで来たわたし。

えむ「あ、寧々ちゃーーーーーん！！」

あっ、えむちゃん！

どんっ

あ、体当たりした。

？？「もう、えむ危ないってば」

「寧々ちゃん」と呼ばれた人物は綺麗にえむちゃんを受け止め、やんわりと注意する。

？？「ところでえむ、会わせたい人とはどこにいるんだ？」

後ろからやってきた男子2人組のうち、金髪の方がえむちゃんに話しかける。

えむ「ちょっとまっててね〜…Aちゃーん！」

えむちゃんはくるりとこちらを振り返るとわたしを呼んだ。

えむ「それじゃあ紹介するねっ、AAちゃんです！」

『あっ、初めまして』

こちらへ来るのと同時に、えむちゃんはわたしを紹介した。

胸くらいの長さで緑色の髪の大人しそうな女の子。
右側の触覚が長くて、水色メッシュの紫髪な男の子。
金髪で、どこか自信満々なオーラを放っている男の子。

3人ともきょとんとしている。
そりゃそうよね…

？？「天翔けるペガサスと書き天馬！世界を司ると書き司！その名も…天馬司！！！！！！！！！」

とんでもない声量で金髪の男の子が自己紹介をする。
それに続いて

？？「神代類と申します、以後お見知りおきを。」
？？「く、草薙寧々。よろしく」

2人も自己紹介をしてくれた。

どうやら、金髪が天馬さん。紫髪が神代さん。緑髪が草薙さんというらしい。

類「ところでえむくん、どうしてAくんを紹介してくれたんだい？」

えむ「あのね、Aちゃんってすっごくお裁縫が上手なんだ、

だから、あたしたちの衣装係になってくれないかなって思って…」

『へ、！？』

類「ふむ…瑞希も最近サークルが忙しくなってきたと言っていたからね。Aくんさえ良ければ、頼んでもいいんじゃないかな？司くんもそう思うだろう？」

司「ああ！こないだえむに見せてもらった衣装はとてもクオリティが高かったしな」

寧々「うん、私も賛成」

待って待って？知らない間に話がすごく進んでる気がするんだけど？！

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ちょっと注釈

類くんの髪型「右側が長い」は、A様から見ての右側という意味になります。